久々に会えた夜。お互い忙しくてなかなか時間が合わなかったが、ようやくこうして同じ空間にいる。
夜も遅くなり、渡辺は洗面所で歯を磨いていた。ふと背後に気配を感じ、眉をひそめる。
💙「……何してるの?」
振り返ると、向井が壁にもたれかかってこっちを見ていた。髪は少し乱れ、目がどこか熱っぽい。
🧡「しょっぴー、まだ寝えへんの?」
💙「…今歯磨きしてんの見りゃわかるだろ」
🧡「そやな。でも、なんか寂しいなって」
💙「は?」
少しため息をつき、歯を磨き終えて口をすすぐ。タオルで口元を拭いた瞬間ーー。
向井がふいに背後から抱きしめてきた。
💙「ちょっ、何してんだよ!」
🧡「んー……しょっぴーの匂い、落ち着く わ」
耳元で囁かれ、ゾクリとした感覚が背筋を駆け上がる。康二の顔がすぐ近くにあって、密着した体温はやけに熱い。
💙「……お前、酔ってんのか?」
🧡「酔ってへん。でも、もう我慢できへん」
そういうと、向井は首筋に軽く触れるだけのキスをした。けれど、そこからじわじわと甘く吸われ、渡辺は反射的に肩をすくめる。
💙「っ、首はやめろバカ!」
🧡「いやや」
普段は泣き虫で可愛い犬みたいなやつが、今夜は妙に意地悪だ。
💙「離れろって、やだ」
振り払おうとするも、向井はさらに強く抱きしめ、壁に押し付けた。
🧡「……意地悪なんは、しょっぴーのせいやで?」
小首をかしげながら、じわじわと距離を詰めてくる。心臓が、うるさいくらい跳ねた。
🧡「あはっ、しょっぴー、顔赤いで?笑 」
💙「は?赤くねぇし!」
🧡「ほんまに?じゃぁ、鏡み見てみぃ?」
そう言いながら、向井は渡辺の顎をくいっと持ち上げた。
💙「……っ!」
強引に顔を上げさせられた渡辺は、目の前に映る自分の顔を見て息をのむ。頬が熱を帯び、耳まで真っ赤になっていた。
💙「なっ…… 」
🧡「あはは、めっちゃ可愛いやん」
向井が楽しそうに笑う。その顔があまりに余裕たっぷりで、渡辺は恥ずかしさのあまり視線を逸らした。
💙「……見るな」
🧡「見るなって言われても、可愛すぎて
目ぇ離せへん」
💙「……っ、やだ…」
恥ずかしさを隠すように押しのけようとするが、向井はそのまま渡辺の唇を奪った。
💙「…んっ!」
舌を割り入れられ、深く絡めとられる。強引で、逃げられないキス。
💙「……っ、んぅ…もう、やめっ…」
呼吸が苦しくなるほどの口づけに、渡辺の体から力が抜けていく。そんな隙を逃さず、向井の手が腰に滑り込んできた。
💙「あっ……、こうじぃ…っ」
くすぐるように撫でられ、思わず声が漏れそうになる。向井はそのまま、手を上に這わせ、服の中へと入り込む。
🧡「しょっぴー、あったかいな…」
耳元で囁かれながら、腰から胸へと肌を直接なぞる。向井の体が渡辺に密着し、硬くなっているものを感じとる。
💙「……あっ、やめ……」
🧡「……感じてるやん」
くすくすと笑いながら、甘く耳元で囁かれる。
💙「違う、そんなことっ…」
🧡「いいから、黙って感じて?」
言い終わると、再び唇を貪るように深く奪い、渡辺のズボンに手を入れた。
💙「は……っ、んん……」
向井は渡辺のものを握りゆっくりと上下に擦る。
💙「もう…、やめ……んっ」
🧡「でもここ、触って欲しそうにしてんで」
クチュクチュといやらしい音を立てながら、徐々にスピードをあげた。
💙「……っ、あっ、や、ああ……!」
渡辺は感じる度に体が引き寄せられるような感覚に耐えきれず、ふと足を震わせながら喘ぎ始める。
💙「やめ…っ、でちゃ……っ」
🧡「出してええよ」
💙「もう、だめ …… んっ、あぁ…!」
その声は、あまりに甘く、身体が強張った瞬間果ててしまった。
🧡「……かわいいなぁ」
💙「……っ、うるさい///」
向井は渡辺の耳元で囁くように言った。
🧡「しょっぴー、まだ大丈夫やろ?」
💙「え?……」
🧡「ベッド行こう。」
力強く抱き上げ、寝室に向かった。
💙「…っ、いきなり……!」
ベッドに勢いよく、渡辺を倒す。
🧡「今日はもう、何も考えずに俺だけ感 じて 」
向井の言葉に、渡辺はただ黙って向井受け入れた。
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