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僕は優翔(ゆうと)。
郵便配達をしている極普通の人間。と言いたいところだが、違う。ただの郵便配達ではない。それに、僕は人間ではない。
まず僕が働いている郵便局の話からだ。みんなの家の周りにある郵便局とは少し違ったものを届ける。それは、みんなの本音だ。
僕には人間の感情というものがまだよく分からないけれど。
例えば、亡くなってしまった家族がいる、その人が生きていた頃に言えなかった言葉はないだろうか?「ありがとう」や「ごめんね」等のことだ。
そんな本音をなくなってしまったその人に届ける。あ、何で現世とあの世とを行き来できるかだって?その方法は2話でわかる。僕はあの世にいる。時間はない。………まぁ、そんなことを日々やっているのがこの僕だ。
次は僕が人間じゃないことについて説明していこう。はっきり言うと『今はもう』人間ではない。そう、つまり前までは人間だったってわけ。人間として死んだとき、僕は妖精になった。その理由は分からない。人間の頃の記憶が全く思い出せないからだ。でも僕が働いている郵便局は僕のように人間の頃の記憶がない妖精が働けるのだ。人間の本音を届けるたびに少しづつ人間の頃の記憶を取り戻せる。だから僕は働き続けたい。人間の本音を届けたい、人間の頃の記憶を思い出したい。でも、弱点が1つあるんだ。すべての記憶を取り戻した時、身体が消えてしまうことだ。消えたくない。でも取り戻したい。どちらともという選択肢はない。素晴らしいことを手に入れるためには嫌なことも必ず、ついてくるのだ…。
まあそんな僕といろんな人間との関わりを話していこう。
第2話をお楽しみに