渡辺の身体に、他に痕が無いと確認した目黒は
今度は、犯人探しを開始した…
次の日、少し早めに楽屋に来て
向井を見つけて、声を掛ける
「康二…。お前、昨日…翔太君に何かした?」
真っ先に疑ったのは、当然…向井で
詰め寄る様に…強い視線で探りを入れる
「俺…何もしてへんよ…。めめは、俺を疑ってるん?」
昨日、目黒が騒いだせいで
渡辺の事は知れ渡っていて…
向井が自分は無実だと、不服そうに声を荒げた
「俺だったら、ちゃんと起きてる時に…キスするよ…。あんな騙し討ちみたいな卑怯な真似…俺は、絶対しいへんから…」
「………」
どうやら嘘を言っている様には見えず…
目黒は向井の追求を一旦そこで、打ち切った
それなら一体誰なのか?
その時、部屋に居たのは誰だったか…
もしかすると、メンバー以外のスタッフの仕業?
『あぁ…もう…』
渡辺に好意を抱いている人間は…軽く目星をつけてはいたが
数が多くて絞れない…
目黒が楽屋を眺めていると
一瞬…彼と目が合った
「!」
そこで過去の事を思い出し…
目黒が再び動き出す
「舘さん…翔太君の事…。一年前に狙ってましたよね…?」
突然の事に、宮舘は…
受け入れ態勢が整っておらず
目を見開いて、固まっている
「………」
あれは、丁度一年前…
すでに渡辺に夢中だった目黒が、側に行こうと姿を探すと
いつもそこには宮舘が居た…
渡辺を見つめる、優しい瞳は…自分と同じ匂いがして…
目黒はすぐに、要注意人物として心に刻んだ事を思い出す
「お前っ…///こんな所で何を言って…///」
宮舘は、分かりやすく動揺して
自ら、それをバラしにいってしまう…
「あれから、動きはないみたいですが…。あれが再燃…何て、してませんよね?」
強めの語尾で、念を押すと
「確かに翔太は魅力的だが…俺は、そんな事は断じて全くしていない!」
睨み返され、反論されて…
とりあえず、今回…目黒の方が引き下がった
コメント
38件


え〜‼️‼️‼️一体誰だろー😱😱 関係のあった3人ではないと思います😅 舘様❓❓か、ひーくんな気が・・