テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

段々、楽屋が目黒の犯人探しでザワザワとして来てしまい


「はいはい…皆んな…もう空気変えようよ…。目黒も、犯人探しなんてもうやめて…メンバー疑うの止めにしたら?」


平和主義者の深澤が、手を叩いて止めに入る…


すると、メンバー達はそれに従い…

身体の力を抜いて、リラックスし始めた


「………」


各々、仕事の準備やしたい事をし始めて…

目黒だけが残される


「………」


急に割って入って来た深澤に、違和感を覚えた目黒は

その姿を目で追って…

声は掛けず、こちらに気付くのを待っていた


「!」


やがて、視線に気付いた深澤は…

一瞬、こちらを見たが…視線を逸らし

慌てて何処かへ逃げようとする


「ふっかさん…ちょっと、良いですか?」


「何?今…忙しいんだけど…」


明らかに動揺を見せる深澤に

目黒は一言、彼にソッと…こう言った


「翔太君の首の痕…。もしかして…犯人、ふっかさんじゃないですか?」


追い詰める様な静かな響きに

深澤の肩がピクリと跳ねて…

激しく動揺し始めて…遂に犯人が特定出来た


「………」


しかし深澤は、少し前まで渡辺と身体の関係はあったものの…

全く好意は寄せていなかったはず…


自分より先に、渡辺と肉体関係を持っていた佐久間と深澤には、ずっと前から…特に目を光らせていたが

今まで全く、そんな兆候は見られなかった…


『じゃあ何で…?』


理由の分からない犯行に…

流石の目黒も迷ってしまう


「一体、何で…そんな事…?」


他に聞こえない様に声を掛けると

深澤は、観念した様に口を開いた


「だって…照が翔太の事、可愛いって言ったから…」


今にも泣き出しそうな深澤に

目黒は慌てて、声を上げる


「岩本君!本命泣かせてどうするの!」


その声に、驚いたのは岩本で…


「ちょっ…目黒!こっち来て!」


2人を連れて…慌てて部屋を出て行った

堕ちていく景色の中で…【第二章】

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

577

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚