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しんちゃん
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ろあ@ペア画ちゅ ~
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いもむし
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ーLapis視点ー
最後の撮影が始まった。
スタッフ) それじゃあ、本番いきまーす!
so) はい!
心音はいつものように笑った。カメラが回る。みんなで話して、笑って、ふざける。心音も笑っている。
けれど――
lp) (…やっぱり、無理してる。)
さっきより明らかに顔色が悪い。それでも心音は何も言わない。むしろ、いつも以上に笑っているように見えた。
撮影が進む。心音が話す番になる。
so) えっと、次は――
そこで、言葉が止まった。
so) …。
lp) 心音?
心音は瞬きをする。
so) …あ、ごめん。
笑おうとする。でも、うまく笑えていない。
so) ちょっと…頭、ぼーっとして…。
その言葉を聞いた瞬間、周りの空気が変わった。
li) 心音、大丈夫と?
so) 大丈夫、大丈夫。
また、その言葉。心音は立っている。けれど、身体がわずかに揺れていた。
rz) 心音、座った方が――
so) 大丈夫だから。
少し強い声。
みんなが黙る。心音自身も驚いたように目を見開く。
so) …ごめん。
小さく謝る。
そして、もう一度カメラの方を向いた。
so) …続けよう。
lp) 心音、ほんまに――
その瞬間。
心音の身体が、ゆっくりと傾いた。
so) …っ。
lp) 心音!
咄嗟に手を伸ばす。けれど、間に合わなかった。
心音はその場に崩れるように倒れた。
ml) 心音!
mk) おい、心音!
撮影はすぐに止まり、スタッフが駆け寄ってくる。
みんなの声が飛び交う。けれど、心音から返事はない。
lp) 心音…?
さっきまで笑っていた顔から、笑顔が消えていた。そこには、苦しそうな表情だけが残っている。
いつもなら、「大丈夫」と言って笑うはずなのに。
今日は、何も言わない。その事実が怖かった。
li) 心音…。
らいとの声も震えている。誰も何も言えなかった。今まで何度も聞いてきた。
「大丈夫」その言葉を。
でも――
本当は、ずっと大丈夫なんかじゃなかった。Lapisは心音を見つめながら、ぎゅっと手を握った。
lp) (…もっと早く、聞けばよかった。)
「大丈夫?」じゃなくて、「本当に大丈夫なん?」って。何度でも聞けばよかった。
そして誰もが、この時初めて気づいた。
心音がずっと隠していたものが、もう隠しきれなくなったことに。
コメント
3件
心音くぅぅぅぅん!!!!!
しおんくん倒れちゃった、めっちゃ無理してたんだね、 続き気になる待ってる!
うわあ……第10話、読み終わりました。心音がずっと“大丈夫”って言い続けてたのに、本当は全然無理してたんだなって思うと胸がギュッと苦しくなりました。倒れた瞬間のLapisの「間に合わなかった」っていう焦りと悔しさが痛いほど伝わってきて…。らいとくんの声が震えてるのも、みんなが気づけなかった後悔も、すごくリアルで、読んでるこっちまで息が詰まるようでした。