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城へと帰って,最初にしなくてはいけないこと
それは「調合」だ
ゾムさんは“味方最大の脅威“とも呼ばれている
グルッペンさんでも怯える相手の願いを後回しにしたら,殺されるかもしれない
毒の調合がし終わったら、ゾムさんに
すぐに届けに行く。
早めに行かないと,ゾムさんの機嫌が悪くなってしまう。
『失礼します。ゾムさん,毒薬をお持ちしました』
バシッ,
一言も発さずに,薬だけを奪って追い出された
今日は,朝からラッキーだと思ったのに。
なぜか夜になると,嫌なことが沢山増える。
『マジで最悪』
『先生』
先生,と言うのは「しんぺい神」さんのこと
この人は,本当の本当に私を無能扱いしない。
むしろ,実の娘かと思うほど大切にしてもらっている。
sp「あ,どうしたん?」
優しい口調で私に問いかける先生,
これ,と私は薬と
とある液体を渡す。
sp「毎度毎度ありがとね!」
私が先生に届けたのは,
麻酔や解毒剤,解熱剤やその他もろもろの
粉薬や錠剤だ。
先生は医学専門だが,薬を作るのは苦手らしい。
部下にもやらせては見たのだが,製造が追いつかず,私に頼ってきた。
これが,唯一の私がここに入れる理由。
多分,グルッペンさんや他の幹部の人達は知らない。
でもいいんだ
だって,
知らぬ間に助けてくれるって,
すっごくヒーローみたいでかっこいいじゃん
らっだぁさんと出会ってから,数日が経った頃
いつものとうり,雑務をこなしていると
突然ロボロさんから連絡が来た。
“3分以内,会議室”
簡潔に書かれた文章。
『いきなりすぎるってッ,!』
私は,会議室に向かって走り出した。
ドンッ,と勢い良くドアが開く。
『遅れてしまい,もッ…申し訳ございませ,んでしたッ,!』
zm「ドア傷付いたらどうしてくれんねん」
rb「3分遅刻,約束した時間と倍やないか」
その場にいた全員にネチネチと色々と言われながら,私は席についた。
gr「幹部となる2人の新人や」
新人,?聞いてなかったんですけど,
髪の毛もボサボサで,化粧とかしてないし
第一印象が大切なのにッ、
手櫛で髪を整える。
ci「チーノと申します!早めに…その!仕事内容とか…えっと,覚えられるように,頑張っていきたいと思います!」
カミカミの文章,緊張してたんだな。と場が和む。
syp「ショッピっす」
『…』
それだけ,?
チーノ君によって和んだ場が一気に凍えていくのがわかる。
gr「とりあえず,今から自由時間や。質問とか
挨拶したい奴ら,今から後輩いじめてもええぞ」
kn「ショッピィィイ!お前ッ,生意気言ってんちゃうぞ!」
tn「俺トントン,書記長やっとるで」
os「一緒にお茶会するめぅ!」
新人という言葉を聞き,挨拶やだる絡みをしに
半ば宴会のように騒ぎ出している中
1人だけ,新人組にも目もくれず
ドアに一直線に向かっていった人がいた。
『(今,自由時間って言ったよね。)』
『後輩に仕事押し付けちゃった,』
早く戻って,お礼言わないと
ci「…」