テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
―阿side―
あれから家に閉じこもった。もう、誰も傷付けたくなかった。 俺がSnowManから離れてれば、俺が誰にも関わらなければ、今回の事は起きなかった。
めめは「阿部ちゃんは悪くない」って言ってくれる。けど、そんな優しいめめまで傷付けて、巻き込んで。俺なんかを庇って、めめが刺されて、意識不明。
もしもめめがこのまま死んじゃったら?俺はどうすれば良い?…死ぬべきは、俺なのに。刺されるべきは、俺なのに。何で…何で…、
阿「最悪だ、俺…、」
何度も何度も自分を責めて、泣いて。めめを思って、また泣いて。
家に帰ってから、何も食べてない。電気も付けずに部屋の隅で蹲ってるだけ。
岩「阿部ー?」
時々、家のチャイムとノックが聞こえて、交代でメンバーが家に来る。連絡も来るけど、今メンバーには会いたくなくて、「来ないで」って返してる。
…
3日経った。仕事も無断で休んでるし、誰にも会ってない。ずっとめめの事を考えていた。ただ、会いたい。謝りたい。
ふとスマホを見ると、SnowManのグルラに通知が来ていた。
佐『めめが目、覚ました。』
それに続いて、めめがピースしてる写真。酸素マスクや管が繋がっているものの、笑顔は、本物だった。
すると、スマホにまた、通知が来た。名前は、「目黒蓮」。
目『阿部ちゃん、元気ですか。』
目『佐久間くんから、状況は聞きました。』
目『会いたい。会って、話がしたい。』
目『待ってます。』
涙が止まらなかった。気付いたら、俺は立ち上がって、玄関を開けていた。
…
渡「うおっ、」
阿「…え?」
渡「阿部ちゃん!?」
玄関を開けて、勢いよく飛び出したら、翔太にぶつかった。
渡「グルラ、見た?」
阿「…うん。」
渡「これからめめに会いに行く。メンバー全員で。」
阿「…うん、」
渡「一緒に行くか?」
…行きたい。行って良いのか、俺なんかが。無意識に玄関を飛び出したけど、自信がない。どんな顔をして会えば良い?俺は、何をすれば良い?
阿「…。」
渡「ただ、会ってやるだけで良いんじゃねぇの。」
阿「…え?」
渡「めめ、ずっと「阿部ちゃん阿部ちゃん」って言っててうるせぇみたいだし。」
阿「…は?」
渡「って、佐久間が。ん、」
翔太が見せてきた画面には、佐久間から送られてきためめの動画があった。それと
佐『めめが阿部ちゃん、ってうるさいから阿部ちゃん連れてきてー。』
の一言。
渡「一緒に来いよ。めめに会いたいから飛び出して来たんだろ。」
阿「…会って良いかな。」
渡「知らん。けど、」
阿「…?」
渡「めめはこうなると言う事聞かねぇから来てくれねぇと困る。」
阿「…でも、」
渡「あぁ〜、グチグチうるせぇな!いいから来い、って事だよ!皆会いたがってるんだから、お前に!」
阿「…分かった、行く。」
渡「乗れよ、一緒に行こうぜ。」
阿「ありがとう、」
…
病院に着いて、めめの病室の前まで来た。病室の中からはメンバーの声が聞こえて、きっと俺達以外もう揃っているんだろう。
翔太が扉を開けて、中に入っていく。その後を、俺は追えなかった。入る勇気が出なくて、その場に立ち尽くしていた。
渡「おい、阿部ちゃん連れて来たぞ!」
宮「翔太、居ないよ?」
渡「あれっ!?」
翔太が扉から顔を出して俺の様子を見に来る。
渡「大丈夫だから…!」
阿「でもッ…、俺、やっぱり…、」
渡「うるせぇな!行くぞ!」
324
#あべさく
めかぶぷりん
1,491
おその★
1,671
楪羽*yuzuriha*
2,520
腕を引っ張られて無理矢理病室に入った。
…
阿「ッ…、」
岩「阿部!」
佐「阿部ちゃん!」
渡「皆会いたがってる、って言ったろ。」
深「阿部ちゃん、心配したんだぞ!」
阿「ごめん、」
宮「ちゃんとご飯食べてる?」
阿「…あんまり、」
向「阿部ちゃんめっちゃ痩せとるやないか!」
ラ「ただでさえ細いんだからちゃんと食べてよ!」
阿「ごめん、」
久々に会って何言われるのかと怖かったけど、メンバーは俺の心配ばかりしてくれた。
目「…阿部ちゃん、」
阿「めめ…、」
目「ちょっと、近くまで来て。」
阿「うん…?」
めめが居るベッドの横まで来たら、急に抱きつかれた。
目「阿部ちゃん!」
阿「ぅえッ!?」
目「ごめん、無事で良かった!良かった…。本当に…、」
ずっと逃げてきた。めめから、そして現実から。めめは怪我をして尚、俺の心配ばかりしてて。俺を庇って刺されたんだよ?…なのに、
俺ももう、逃げるのはやめよう。ちゃんと言うんだ、めめに。
阿「ごめん、めめ。俺のせいで…、俺、怖かった。めめが…、俺のせいで死んじゃったら、って泣。」
目「…、」
阿「助けてくれて、ありがとう泣。」
目「…良かった。」
阿「…うん泣、」
目「でもね、阿部ちゃん違うよ。」
阿「…何が泣?」
目「阿部ちゃんのせいじゃない、って言ってるでしょ?」
阿「でも、」
目「でもじゃない。とにかく、無事で良かった。守れて、良かった。」
阿「…何で、そんなに優しいの?」
目「大好きだから。…言ったでしょ?」
阿「ッ///」
阿目以外「「え!?」」
目「そうだった、ここにメンバー居たわ…、」
佐「まじで!蓮!?」
宮「まぁうすうす気付いてはいたけど…、」
渡「公開告白かよ笑!」
岩「…熱いな。」
深「…熱いね。」
ラ「きゃー!///」
向「で、阿部ちゃんはどうなん!?」
皆の視線が痛い。
…めめが好き?そうじゃない?いや、嬉しいよ。嬉しいけど…、俺にはそんな資格がない。めめの事傷付けといて好き、とか、言えないよ。
分からない。…分かんないの、自分の気持ちが。
俺は顔を真っ赤にして病室から出た。
…
―渡side―
阿部ちゃんが出てった。めめは…、少し拗ねてる。
渡「どんまい、」
目「実は、前も言ったんですよ。あの…2人で帰ってる時。その時も返事、貰えなくて。」
宮「阿部の事だから、照れてるんだと思うけど。」
深「阿部ちゃん、めめの事好きだと思うんだよねぇ、」
目「本当ですか!」
深「最近めめの話よくしてくるんだよ。何だ、って思ってたけど、今考えたらうすうす好き、って気持ちに気づいてるんじゃないかな、って。」
ラ「阿部ちゃんに聞きたいね、気持ち。」
向「阿部ちゃんを支えられるのはめめやと思うもん。」
佐「俺、聞いてくる!」
岩「佐久間!」
目「皆…ありがとうございます。」
コメント
2件

うー泣きそうでした😭 悪い方へばかり考えてドツボにはまってる 🖤会いたいと言われて飛び出したら💙が 居て又固まる 強引にでも優しありきで 連れて行く 好きと言われて揺れ動いてる 続き楽しみ 待ってます♪
うわぁ…第8話、めちゃくちゃ泣けた😢💧 阿部ちゃんの自己嫌悪と閉じこもり、めめが目覚めた安堵、そして「大好き」って告白…もう胸が苦しくなったよ。 渡の「うるせぇな!行くぞ!」って雑な優しさも、めめがずっと阿部ちゃん呼んでたっていうエピソードも、全部が刺さった。 自分の気持ちが分からなくて逃げちゃう阿部ちゃん、でもちゃんとめめの前に立ったあの瞬間が尊すぎる…。 めめの「守れて良かった」が全てを救ってる気がする。続きが気になるよ…!