奇病って!!!
いいよね!!!!!(?)
って事で書いていきます🫠
ちなみに今回めちゃめちゃバドエン&タヒネタなのでご注意を
では!物語START☆
桃×赤
みんなは
『縫体拒絶病』
って知ってる?
叶わない恋をしちゃった人の極一部が発症する奇病なの
自分の周りに来た人を拒絶してしまう
そして片思いの人を拒絶してしまった時には
激しい痛みと共に体が崩れちゃうんだって
治療方法はね、片思いの人に崩れた体を正しく縫ってもらう事
だからほぼ助かる希望はない
これはそんな縫体拒絶病になってしまった
“俺の話”
『ないくん!』
桃色の髪、少しチャラいピアス、俺より高い背
前に居るのは俺の好きな相手内藤ないこことないくん
『お、!りうらおはよ ~ !』
いつも朝学校まで一緒に行ってくれる
でも俺は知ってる
ないくんに彼女がいることを
揺れる青髪、スラッとした背、綺麗な藍色の目
『あ、ないこ ~ !』
そう、こいつがないこの彼女、猫宮威風こと、まろ
『まろ!おはよ!よく寝れた?w』
ないくんの声がワントーン明るくなる
ほら、俺なんて眼中にないんじゃん、笑
『りうら、先行くね!』
幸せそうな2人をみるのが辛いから俺は逃げるように学校まで走った
『あ、りうちゃ ~ ん!』
この声は‥‥ほとけっち!
ねぇー聞いてよ、!
『いむ、こっち来ないで!!近寄らないで!!』
あ‥‥れ、?
『ぁえ、りう‥‥ちゃ、?』
りうら、なんて言って‥‥、
『だから!!こっち来ないでってば!いつも思ってたの、そのテンションも声も性格も全部うざい!!』
違う違う違う!!
りうらそんな事‥‥っ、思って‥‥ない、ッッ
『そっ‥‥、か、っ笑ごめんね、‥‥‥ッッ”』ポロポロ
『もう‥‥近寄らない”‥‥か、らッッ”』ポロポロ
違う、違うの、いむ、まって
『ごめんね‥‥‥、ッッ、笑』ポロポロ
ダッ
『‥‥‥いむ、っ!』
『りうら‥‥最低だ‥‥、っなにこれ、ッッ、』ポロポロ
『なんでこんな思ってもないこと‥‥、っ』ポロポロ
なんでよ‥‥、ッッ
『りうら、もう、帰るか‥‥、ッッ』
これ以上傷つけたくない
ぴこんぴこんぴこんっ
暗い部屋に沢山の通知音が響いた
恐る恐るスマホに目を向けると
『りうちゃん、いむくんから聞いたで』
『お前そんなやつだったんやな』
ほとけっちの彼氏のしょーちゃん
きっと凄く怒っている
『ごめんなさい‥‥、ッッごめんなさい‥‥、っ』
俺は一人で謝り続けた
謎の拒絶反応がでてから1週間がたった
俺はあれから学校に行かず、なんなら家から一歩もでていない
ただ1つだけわかった
俺はどうやら『縫体拒絶病』という奇病になってしまったらしい
『りうら、治りっこないじゃん‥‥、笑』
ないくんに話さないといけないのに
話す前に拒絶して崩れちゃう
『もぉ、やだよ‥‥、っ』ポロポロ
ー1週間後ー
『はぁ‥‥‥、っ』
1週間後、俺の周りに人はいなくなっていた
友達も信じてたメンバーも
俺を見損なって離れていった
いむはもちろん
初兎ちゃんも
あにきも
まろも
でもないくんだけ
ないくんだけは
未だに毎日連絡をくれる
全部未読だけど
『なんでないくんはまだこんな事するのかなぁ、』ポロポロ
『嫌いに‥‥なれないじゃんかぁ、』ポロポロ
彼女が居るないくんを好きになって
無理だってわかってても好きが溢れて
勝手に嫉妬して
苦しんで
奇病にまでなって
やっと諦められると思ったのに
『ないくんの‥‥ばかぁ、”ッッ』ポロポロ
『こんなに苦しむぐらいなら‥‥、ッッ』ポロポロ
『崩れたほうがマシだよ‥‥、ッッ』
『ないくん‥‥、』
俺はりうらとしての人生を終わらせる為に2週間ぶりに外に出て
最愛の人の元へ向かった
ぴーんぽーん
【はーい、!ってえ、!?りうら!?ごめん、いま出る!】
2週間ぶりに聞いた大好きな人の声
『やっと‥‥終われる、』ポロポロ
ガチャッ
『はーい、!りうら、心配したんだよ!?』
『体調大丈夫?無理してない、?』
心配してくれるないくん
優しいんだなぁ、っ
『うるさい、』
ごめんね、
『ぅえ、‥‥?』
『うるさいって言ってんじゃんかッッ!!』
ごめんなさい‥‥、っ
『毎日連絡してきて、本当うざいッッ!!連絡してこないでよ、迷惑ッッ!!!』
ごめん‥‥、ッッ
『りぅ‥‥ら、?』
その瞬間
ズキッッッ
『ぁ”ぐっ!?』
この世のものとは思えない痛みが全身を襲った
『りうら!?』
『あ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁッッ、!!』ポロポロ
『いだぁ”、ッッあ”ぁっ!!』ポロポロ
指先、足元
どんどん感覚が消えていく
これでいいんだ
これで
やっと終われる
『あ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁッッ!!ぃ”うぅ”、っ』ポロポロ
『りうら、っりうら!!なにこれッッ体、っ、』ポロポロ
ないくんは最期まで優しいんだね、
『あ”は、ッッ‥あ”ぐ、ッッう’、』ポロポロ
大好きだなぁ、ッッ
そう思った直後
俺は、りうらの体は完全にバラバラに壊れた
『りうら‥‥、ッッりう、”』ポロポロ
目の前で今”大好きだった人”が壊れた
『俺‥‥、ッッりうらの事大好きだよ、ぉ、』ポロポロ
『やだ、ッッ‥‥やだぁ、ッッ』ポロポロ
ずっとりうらが好きだった
大好きだった
でも
きっとりうらはあにきが好きだから
我慢して抑え込んで
まろと付き合ったのに
気持ち伝えられないままりうらが死ぬなんて
『こんなの‥‥、ッッて、ないよ、ぉ”』ポロポロ
気づいたらりうらの体は消えていて
俺だけが1人座って泣いていた
『ないこ‥‥、?』
そこにまろがやってきた
『何してるん?家入り、?』
『うるさい、ッッ!!』
あれ、俺‥‥何言っ‥‥て
『こっち来ないでッッ!!うざいんだよ、っ!!!』
『ない‥‥こ、?』
『なぁ、ッッ!!ないこ、!何があったんよ‥‥、?!』ポロポロ
『触んなッッ!!お前なんて好きじゃねぇんだよ!!』
違う、そんな事思ってない、ッッ!!
思って‥‥、ない、ッッ
あの後
全部全部全部全部
壊れた
メンバーだって離れていった
友達だって居なくなった
信じてくれる人も
信じれる人も居なくなった
あの時のりうらみたいに
まるでりうらに呪われたみたい
あぁ、きっと
俺はりうらに呪われて
生きていくんだなぁ、
これでずーっと
どうでしたか🫠
ちなみに縫体拒絶病は僕が考えたやつなので実際にはないです
これとDice組昨日出すつもりだったんだけど
家のWi-Fiが消えまして((
書けなかったのッッごめんなさいッッ
この後爆速でDice組書きます((
では!また次のお話で〜!
コメント
2件
もうほんとに泣くんだけど...りうちゃんが消えたときガチで泣きかけて最後の最後でニヤつきました((殺