テラーノベル
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めめさく🖤🩷
久し振りの9人での歌番組収録も無事に終わり、家に帰って来た。今日はこれで終わりらしい蓮も一緒。
「あーあ、ちゅーしたかったなぁ」
「まだ言ってるの、それ?」
蓮が俺の方を振り返りながら、笑ってる。
そうは言いながらもさ、目が嬉しそうなの分かってんだからな。
「だってさ、せっかく人前で堂々とキス出来るチャンスだったのにさ」
「いや、そんなチャンスないから」
「何でだよ! あっただろ」
「…そういえば佐久間くん、人前でもキスしたい人だったっけ」
そうだよ。世間ではバカップル扱いでウザがられてるのは知ってるけど、俺は人前でも全然キスしたい。
今はアイドルって立場上無理だけどさ。何しろ相手も国宝級イケメンのアイドルだし。
だからこそ、カメラの前での戯れって形ならいけると思ったのになぁ。
「ちゅーしたかったのに、蓮に放り投げられるし。その後の曲でも抱っこしてくれたから別にいいんだけどさぁ」
「俺は人前でキスしたいとか思わないし」
「知ってるもーん。蓮は慎ましいもんなぁ」
笑いながらそう返すと、うーんと何かを考え込んでる蓮。相変わらずゆっくりなテンポに、蓮がいるんだなぁって実感して嬉しくなる。
そんなことを考えてたら蓮が近付いてきて、ソファに座ってる俺の隣に腰掛けた。
「そもそもなんだけどね」
「ん? うん」
「佐久間くんのキス顔なんてそんなエロくて可愛いもの、他の人に見せたくないんだよ」
「へ…?」
「この世で見ていいの俺だけだから。俺の特権。キスでとろとろになった自分の顔がどんだけエロくて美人か知らないでしょ、佐久間くん」
「いやいやいや、待て待て待て!」
「ふはっ、顔真っ赤」
何言ってんだこいつ! 自分がキスしてる時の顔なんて知るわけないだろ!! というか、そんなこと言ってる蓮の顔の方がよっぽどエロくてやばいっつーの。
「て、テレビのおふざけ程度のキスでとろとろとかなるわけねーだろっ!!」
「まあ、ドラマ以外でそんな濃厚なのすることはないだろうけどね。それでも駄目。俺NG出しておくから」
微笑みながらさらっと「俺だけのだから」って言っちゃう蓮に、こんな照れまくった俺が勝てるはずもない。
いっつも俺ばっかり振り回されてる気がする。
でも一番どうかと思うのは、それを嬉しいと思ってる自分だ。
「大介」
「っ! な、なに…」
2人だけの時の特別な呼び方に、肩が大きく跳ねる。
ちらっと蓮の顔を見ると、艶をたっぷりと湛えた顔で熱っぽく俺を見つめてた。
それだけで胸がぎゅっとなって鼓動がどんどん速くなっていく。
かなり伸びて色気が半端ない髪も、少し日に焼けて精悍さを増した顔も、筋肉が増えて逞しくなった身体も。もう全部が好き過ぎてドキドキが止まらない。
「今なら2人きりだし、キスし放題だ」
ふふっと笑った蓮の手が俺の顎を捉えて、親指で下唇をゆっくりなぞられる。そのまま唇が重ねられた。
久し振りの蓮とのキス。画面越しじゃない本物だ。何度も触れては離れる、その感触にうっとりと目を閉じる。
「ね、大介」
「ん…?」
「大介とするキスに、おふざけなんてないからね。いつだって本気だし、全力」
唇の先を触れ合わせたままの囁きに、思わず目を開けた。至近距離から見つめる蓮の目が熱を帯びていて、背中をゾクッとするものが走る。
「うん、俺も…だからもっとしよ?」
「おねだり上手なんだから」
蓮の首に腕を回すと、くすっと笑って再び唇が触れ合った。蓮の舌がノックするように俺の唇に触れるから、すぐに迎え入れて自分から舌を絡める。
舌同士が絡み合う感触と頭に直接響くようなやらしい水音が相まって、より興奮してきた。
深いキスは口腔のセックスって言われるけど、蓮とのキスでより実感する。やばいくらい気持ちいい。
「ん、んっ、ふぁ…ぁっ」
「っ、ん…っ」
蓮の興奮した吐息も唇を通してダイレクトに伝わってきて、より気持ちが高まる材料になる。
もっとくっつきたくなって、キスをしながら蓮の膝の上に跨って抱きついた。蓮の片腕が俺の腰に回されて、支えられながらもう片方の手が首筋から鎖骨、胸元から脇腹に背中まで。俺の身体のいろんなとこを絶妙な加減で撫でていく。
もう全部気持ちいい。気持ち良すぎてそろそろやばいかも。
そんなことを思っていたら、胸元に戻ってきた蓮の手が胸の突起を撫でて。小さく身体を震わせるとそれに気をよくしたのか、親指で強めに弾かれた。
「っあ、ぁん…っ!」
その刺激にびくんと大きく身体を跳ねさせると、唇を離した蓮が荒い息のまま俺の耳元で囁く。
「…今、軽くイった…?」
「は、ぁ…っ、だって…気持ちいん、だもん…っ」
「キスと乳首だけでイくなんて、大介やらし」
「誰のせいで、こうなったと思ってんだよ…」
口を尖らせながら言ってやると、目をぱちくりとさせた後で蓮がにやっと笑った。その笑顔の方がよっぽどやらしいっての。
「ん、間違いなく俺のせいだね」
「お前以外いねーんだよ、バカ。だから最後までちゃんと責任取れよ」
「喜んで。一生責任持つよ」
蓮はそう言いながら、半ば腰が砕けて動けない俺を抱き上げて寝室に向かう。
その道すがらでも何度もキスを繰り返すから、俺達よくよく好きだなぁと何だか可笑しくなる。
すのまんまのめめさくエピソード披露のせいで、書かざるを得ませんでした…
しばしお付き合いくださいww
#雪男BL
コメント
4件

あのトークからのお話ありがとうございます❀.(*´▽`*)❀. トークを拾ってくださってありがとうございます(*ᴗ͈ˬᴗ͈)ꕤ*.゚
読み終わったよ…🖤🥀 もうね、最初から最後までドキドキが止まらなかった。 「おふざけなんてない、いつだって本気」って蓮が言うところ、心臓ぎゅってなった…。 大介の「誰のせいでこうなったと思ってんだよ」に「間違いなく俺のせい」って返す蓮、ずるすぎでしょ。 2人だけの特別な呼び方とか、独占欲が溢れてるのが伝わってきて沁みた…。 あと、キスの描写が生々しくてやらしくて、でもすごく丁寧で、作者さんの表現力に脱帽です。 続きもめちゃくちゃ気になる…!🤍🖤