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冬橋と二人きりの車内。
会話もなくただただ静かな空間が広がる。
けど気まずくない。
ーーそんな時、車のドアが開かれた
海江田「喪服姿の冬橋くん、ホストみたいやな」
海江田さんの一言に霧矢は愉快に笑う
霧矢「今時こんなスーツ着てるホストいないっすよ」
海江田「あ、そうなん?」
海江田さんが車に乗り込もうとしたその瞬間。
冬橋は足を伸ばし、その動きを止めた
冬橋「聞いてますよ、海江田先生。」
「うちの仲間に手、出さないでいただけますか?」
冬橋の言うの言う仲間というのは
きっとクリアランス法律事務所で働いている人たちことだろう。
表向きはNPO法人の職員であり
トー横で出会った子達を保護して居場所を作る活動しているらしい。
海江田「マチちゃんと二人でそんな話してんのかいな」
彼女の名前が出ると冬橋の視線が鋭くなる。
確実に海江田さんを睨みつけていた。
海江田「お〜目怖。年上は敬わな人生損するで」
航「年の離れた子に手出してると、人生棒に振りますよ」
海江田「若い子集めてええように使こうて金儲けしとるくせに」
「家出ちゃん達の救世主気取りかいな。同じ穴の貉やろ」
海江田さんは車に乗り込み冬橋の隣に腰をかける
海江田「お、〇〇ちゃん。久しぶりやなぁ」
車内ミラー越しで海江田さんを見た拍子。
パッチリと目が合ってしまった
海江田「会いたかったんやでぇ?全然連絡もくれんし」
『業務連絡以外無用かと。』
私が目線を横にずらすと海江田さんは助手席のシートバックの肩部に手を乗せ
ニタニタとした笑みを浮かべ顔を近づけた
海江田「相変わらずクールやなぁ」
『…海江田さんもお変わりなく。』
目を瞑り、そう冷静に返答すると海江田さんは
満足そうにシートバックの肩部から手を離し座席に再び腰を掛けた
冬橋「…出して」
霧矢「はいっ。」