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_永華視点_
『..あ。もう昼か..』
『ご飯作らないとなー』
そう思い俺は冷蔵庫を開けた。
『…なんもないじゃんかー』
『買いに行かないと..』
俺の家に両親はいない。俺が中学生のときに事故死した。
唯一いるとしたら、
「お兄ちゃん..なにか作るの、?」
弟の白兎だ。
「フルフル」
「..?」
「..ポチポチポチ」
俺はスマホに文字を打って白兎に見せる。
『冷蔵庫になんもない。買い物行こうと思うんだけど..』
俺は喋れない。いや喋ってはいけないのほうが正しい。
なぜなら俺は「超音波病」だから。
声を出したら超音波が出て近くの人の鼓膜を破り..
「そうなんだ。ぁ..僕もついてく..!」
『大丈夫?』
「うん!」
ちなみに白兎は「先天性白皮症」通称アルビノだ。
準備をして俺たちはスーパーへ向かった。
『これと..これも..これはいらないかなー..』
「お兄ちゃん〜これ買ってもい〜い?」
「コクッ」
「やったぁ(^^)えへへ」
「(^^)」
スーパーに来たときに一番困るのが会計。
俺は喋ったら鼓膜破れちゃうし白兎は人見知りでうまく喋れないし..
なるべく顔見知りの店員がいる時間に来るようにしている。
「次の方どーぞ」
「あーこんにちは〜!」
「ペコッ」
今日も顔見知りの店員さん、海堂さんのレジへ向かう。
海堂さんはとても優しい人で白兎もこの人にだけは普通に喋れる。
「ピッピッ二人共元気〜?」
「僕は元気かなー」
「コクコク」
「ふふっ良かった〜!あ。〜円でーす!」
「スッ..ペコッ」
「気をつけて帰ってね〜!」
「海堂さんまたね!」
「またね〜!」
「海堂さんと話せて楽しかった!」
『ニコッ( ´∀`)』
「えへへ〜」
「〜〜!」「〜〜。」「〜〜〜w」
白兎と並んで歩いていたら前から人が歩いてきた。
白兎といるときはなるべく人通りの少ない道を選んでいる。
今はフードを被っているもののアルビノはとても神秘的と言われており誘拐などの事件に巻き込まれやすいと医者から聞いた。(本当かどうかは知らないですw(()
だから俺的にあんまり人と会わせたくない。
「ギュッ」
白兎が俺の袖をつまむ。
「〜〜」「〜〜〜。」
人が横を通り過ぎ話し声が少し遠くなる。
「フゥ..」
「はぁ..お兄ちゃんも緊張したの?」
「コク..w」
「あははっ!」
ボンドン
163
こと
633
SUJ 一等海尉
20
ライ麦茶
229
「あの。」
「ビクッ」
二人共安心して空気が緩んだと思ったら後ろから肩を叩かれた。
「あ。すいません。これ落としましたよ?」
「ぁ..」
「..ペコッ」
さっきすれ違った人達だった。
俺はとにかく早く家に帰りたかったので落としたものを受け取って帰ろうとした..
「ガサガサガサ」
「ぁ..」
色々と買いすぎたためかレジ袋が破けて地面にものが散らばる。
『まじか…レジ袋なしでどうやって帰ればいいんだよ..』
「..お兄ちゃん..僕持てるのこれくらい..」
白兎が腕にいっぱい買ったものを抱えて近寄ってきた。
俺も腕に抱えられるだけ抱えた。
でもあと少し地面に残っている。
どうしようか
そう考えていたらさっきの人たちが拾い上げてくれた。
「あの。もしよかったら手伝いますよ?」
「…コクッ」
「..お兄ちゃん達..ここ..!」
喋れない俺に変わって白兎が案内してくれてる。
「じゃあ俺たちはこれで」
『よかったら家、上がっていきませんか?』
帰ろうとする二人を止めて急いでスマホに文字を打つ。
「え..でも..」
『その、お礼とかしたいですし..』
「..じゃあお邪魔します..」
「コクリ」
なんか意味もなく長いね、
ちょっと今無心なってて話すことないんで
おわります。
じゃまた。