第8話「戦争まで、残り1日。」
時は流れ、3ヶ月後…
明日、ついに敵軍と戦う時が来た。
来てしまったんだ。
tord「明日は、敵軍と戦う。前の国とは比べ物にならないくらい強い国とだ。気を引き締め、全力でこの国を守り、この国の英雄となるのだ!」
味方のみんな「はっ!」
Tom「……。」
edd「…」
tord「edd、お前にも頑張ってもらうからな」
edd「は…はい!…」
こんなこと隊長の前で言ってしまったら、間違いなく殺されるだろう、俺はもう、こんな戦争なんかしてる世界に疲れた。
戦争に強制的に参加させられ、毎日苦痛な訓練、みんなの暮らしを奪い、街は燃え、返り血を浴びまくる。
eddも射撃訓練を毎日行ってきて頑張ってきたが、すごく疲れているだろう。
たまに別の国と別の国同士の銃声、爆弾が爆発する音、街が燃える音、もう何もかも疲れたよ。
Tom「……。」
edd「…、明日は、いよいよ敵軍と戦いますね…。」
edd「…。」
Tom「…。」
eddと無言の時間が続き、少し気まずい。
Tom「もう!明日のこと考えるのはやめよう!…もう射撃訓練も!…」
Tom「ね!…」
edd「はい…」
eddは悲しそうな顔で床をじっと見てるばかりで、俺は何も出来なかった。
〜夜〜
〜充電室〜
edd「……。」
ガラッ…
Tom「…。」
eddは、充電中。ぐっすり寝ている。
Tom「eddに、あの時みたいな苦痛な思いにさせたくないんだ。」
edd「ん…」
edd「あれ、Tomさん来てたんですね早く寝て明日に向けて体力回復してください!」
eddは自分の体を起こした。
Tom「…edd。」
edd「どうしましたか?」
Tom「edd、こっから少しの間眠っていいからね。」
俺は、eddの背中にある一時的にシャットダウンさせるボタンを押した。
edd「?!…Tom…さん…」
eddが床に倒れ込んだ。
Tom「…戦争は…前の戦争は、だいたい5ヶ月間くらい続いたよな…」
Tom「そのくらいに起きるように設定しよう…」
俺は充電されるベッドにeddを寝かしつけた。
Tom「……」
Tom「ごめんな…こんな時に、こんな世界の時に…」
Tom「ごめんな…」
Tom「本当にごめんな…」
Tom「もう大丈夫だからな…edd」
俺は眠っているeddに、そういうことしか出来なかった。
翌日の朝…
to be continued……
コメント
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いったいどうなるんだああああ!!((