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ボーダー食堂そこでは沢山のボーダー団員が食事をしたり、話したりして賑やかっている
ある一人を除いては
菊地原
(うるさい、、、)
そう、強化聴覚のサイドエフェクトを持つ菊地原だ
彼は、人の6倍の音などを聞き分ける事が出来るため、人が言っている事を直ぐにでも分かる
そのため、菊地原はあまり人が大勢いる所には長いしない
菊地原
(風間さんと歌川が戻って来ても良い時間だけど、、用事が長引いてるのか?)
菊地原
(はぁ、、)
と菊地原が風間達を待っていると
???
「此処良いかな?」
菊地原
「え?、、」
菊地原が声の聞こえる方を向くとそこには鏡夜が居た
菊地原
「良いよ」
鏡夜
「ありがとうね」
鏡夜はそう言うと席に座ると黒杖代が机の上に何かを出した
菊地原
「何これ?、、何かの書類?」
と菊地原はその書類に目を通そうとするとそれを鏡夜は止めた
鏡夜
「菊地原くん、その書類見ない方が良いよ」
菊地原
「は?、何で?」
鏡夜
「その書類、俺と環しか読めない物でね」
鏡夜
「君が読んだら大変何だよ」
菊地原
「ふーん、、大変ねぇー」
菊地原がそう言うと鏡夜は書類に目を通し始めた
菊地原
(書類見始めたちゃたなぁ、、まぁ良いけど)
菊地原は目を閉じてそう思っているとあることに気づいた
それは、、
菊地原
(音が、、、、ない?)
そう、菊地原が聞いていたはずの沢山の音か無くなっていたのだ
菊地原
(何で音が、、、)
そう菊地原が思っていると鏡夜が言った
鏡夜
「それは、此処が境界だからだよ」
菊地原
「ちょと、人の心読まないでくれない?」
鏡夜
「それは失礼、けど菊地原くんは気になっているんじゃあないかな?」
鏡夜
「いつの間に境界に入ったのか」
確かにそうだ、菊地原自身もいつ入ったのか分からない
菊地原
「いつ入ったのさ?」
と菊地原が聞くと鏡夜は答えた
鏡夜
「俺がここの席に座ったと同時に境界に入ったのさ、、と言っても入れさせたと言った方が言いな」
菊地原
「は?、入れさせた?何で?」
そう聞き返すと鏡夜は書類に目を通したまま言った
鏡夜
「菊地原くん、君サイドエフェクトは何でも聞き分けてしまう」
鏡夜
「俺は一人で境界に居ようと思ったんだか、君もちょうど一人だったからね、入れたのさ」
鏡夜
「それに君はあそこにはあまり居たくなさそうだったからね」
菊地原
「、、、余計なお世話だよ」
鏡夜
「余計なお世話で結構」
と二人は話して再び黙った
鏡夜
「書類はこれで全部か」
鏡夜
「菊地原くんそろそろ、、、おや」
鏡夜が書類確認を終わらせて菊地原の方を向くと菊地原は静かな呼吸をしながら寝ていた
鏡夜
「静か過ぎて眠ってしまったか、、、」
鏡夜
「だが、、とても気持ち良さそうだな、、」
鏡夜
「もう少ししたら起こすか」
と鏡夜は菊地原を寝かした
五分後
???
「き、きく、、ち、ばら」
???
「おき、、ろ」
と自分を呼ぶ声聞き覚えるのある声を聞いた菊地原は思い瞼を開けて声の主を見た
菊地原
「んー、、、」
菊地原
「風間さん?、、、と、、歌川?」
菊地原
「どうして、、此処に?」
そう菊地原が風間達に聞くと歌川が言った
歌川
「実はさっき、風間さんとお前を迎えに行こうと思ってラウンジに向かってたら、黒杖代が現れてな」
歌川
「此処に連れて来てくれたんだよ」
菊地原
「黒杖代が?、、、鏡夜ではなく?」
風間
「あぁ、黒杖代からこんな伝言を貰ってな」
そう言って、風間は手紙を見せた
風間さんへ
菊地原くんは寝ていますので後に五分後に起こしてあげて下さい
それと、境界から出るときは黒杖代に頼んで下されば大丈夫です
by鏡夜
と菊地原に手紙を見せた
菊地原
「本当に余計なお世話だよ」
歌川
「余計なお世話?」
菊地原
「こっちの話し」
と菊地原達が話していると風間が時計を見て言った
風間
「そろそろ、防衛任務の時間だ」
風間
「二人共行くぞ」
菊地原
「分かりました」
歌川
「はい」
と菊地原達が言うと風間は黒杖代に言った
風間
「黒杖代、境界から出してくれ」
風間がそう言うと黒杖代はユラリと揺れ風間達を黒煙で囲み境界から出ていった
続く