コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
颯太さんが人工呼吸をしていて悔しかった。いくら助けるためとはいえ見ていられなかった。俺がしたかった。 恥ずかしがってる2人を見ていると花恋さんが声をかけてきた。
「あなた名前は?」
「宗田隼人です。」
「隼人ってあの女の人のこと好きでしょ。」
そう言って瞳さんを見た。
「見てわかると思うけど私颯ちゃんが好きなの。」
「ねぇ、私達協力しない?」
俺はどうしようか迷った。確かに瞳さんが好きだけど傷つけるようなことはしたくない。
「颯ちゃんね、もうすぐ親の手伝いで海外に行くの。だから落とすなら今よ?」
どうしよう。2人を見ていると両思いなのが分かる。付き合ってしまうのも時間の問題だ。でも諦められない。
「分かりました。協力します。」
「それがいいわ。じゃあ頑張って海外行ってる間に好きにならせて。あとは私に任せて!」
そう言って花恋さんは高笑いし、連絡先を交換した。やっぱり瞳さんを俺のものにしたい。そんな気持ちの方が強かったのだ。