テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「しょっぴー、何処や?何処行った?」
やっと阿部から解放されて
楽屋から出て、渡辺を探す…
【飲み物を買いに行く】
そう言って楽屋を出たまま、随分経った…
「あっ!ちょっと、向井君」
途中で、マネジャーに呼び止められて
「岩本君、見なかった?」
照兄の行方を尋ねられた
「今日は、まだ会ってないで?急ぎなら、LINEで連絡したら良いやんか?」
「そうだね。そうしてみるよ」
お礼を言われ、去って行き
俺は、次に…入り口付近で足を止めた
「しょっぴー!それに照兄も!」
「康二、慌てて…どうしたの?」
外から2人が入って来るのが見えて
声を掛けると、止まってくれた
「2人で、何処か行ってたん?照兄は、さっきマネージャーが探してた。確か…LINEに連絡するって言ってたで」
慌ててスマホを開いて見ると
言われた通り、 LINEにマネジャーからのメッセージ
「翔太、悪い。俺、行くわ…」
「気分転換、ありがとう。お陰で、何だかスッキリしたよ」
お礼を言うと、手を挙げて…
岩本は笑顔で去って行った
「康二も、無事で良かったよ。あの後…阿部ちゃんの様子、どうだった?」
「しょっぴー出てって、俺に怒って…。スグにオロオロし始めた…」
「まだ帰るの、怖いなぁ…」
「それなら俺と、どっか行こや」
「良いけど、今から何処行くの?」
「そうやな。そうや!あそこ行こ」
向井は渡辺の手を引いて
そのままエレベーターへ乗り込んだ
「はぁ〜今日は良い天気や」
2人は事務所の屋上で、空を見上げて寛いでいる
「そうや!すっかり忘れとった…!今度、絶対…ご飯行こな」
「それは良いけど、何処行くの?」
「しょっぴーは、何か食べたい物とかリクエストある?」
フェンスに肘を付いて、下を見下ろしていた
俺の隣に康二が来て…
「ほら。コレとか、しょっぴー凄く好きそうやで///」
楽しそうに寄り添って来て、スマホの画面を見せてくれた
「俺は、何処でも良いよ。康二が決めな」
優しく言うと、笑顔が華やぐ
「それなら、俺ん家…遊びに来ぉへん?///俺が、好きな物何でも作って食べさせたる///」
「家で、康二の手料理かぁ〜。それなら、ほら…あれが良い。前に作ってもらった生姜焼き///」
あの時の事を思い出すと、何だか少し照れてしまう
「勿論、ええで///しょっぴー。ちゃんと、覚えててくれたんやなぁ〜///」
嬉しそうに腕を絡め、擦り寄って来る…康二を見つめる
「はぁ〜///今は、しょっぴー独り占めや///」
思った事を、躊躇せず言える所が康二の強み
「なんか、康二。可愛いなぁ〜」
俺も、真似して思った事を伝えてみると
「なっ…!ちょっ…しょっぴー、何ゆうとるん///」
康二は、一瞬…固まった後
真っ赤になって…
慌てて顔を隠す様に、俺に背を向け…そう言った