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Hayato ×Jinto
Jinto side
「はやと、無理してない?」
最近一際忙しく、見るからに尋常じゃないスケジュールをこなしている勇斗
仕事が生き甲斐みたいなやつだから、様子を見てたけど…今日の顔は、今までで一番酷かった
「え、元気だよ?確かにあんま寝てないかもしれないけど、ちゃんと食べてるし元気だよ。今の仕事全部めちゃめちゃ楽しいよ」
まあそういうやつだよなとため息をつく
「…鏡見た?結構酷いぞ、顔」
呆れたような声にも特に気付くことはなく
「あ、マジで?いや、大丈夫よ。なに、心配してくれてんの?リーダーやっさしー」
冗談めいた言葉で返された
本気だと、受け取っていないらしい
「少し、休めないのか…?」
眉間に皺が寄るのを隠さずに言う
でも、すかさず、
「え、やだ休みたくない。今本当に楽しいの。全部。無理もしてない、元気」
何度か続く同じ言葉のラリー
自分の言葉が勇斗の表面を滑って返ってくる
「…そっか」
納得したような含みは持たせられなかったが、少なくとも俺が何度目かの言葉を口にするのを諦めた事がわかったのか、勇斗はニカッと笑った
「うん、はやとは、だいじょうぶ。大丈夫だよ」
俺はもう、ブレーキを踏めないらしい