青い空と点々とする雲、学校の終わりを告げる鐘。
手を上に上げ体を伸ばす、鞄を背負い扉を開ける
僕の名前は星月 夜乃。普通の学生です
「おっ!夜乃ー!帰るのかー?」
耳が壊れるほどクソデカボイスで駆け寄って来る
こいつの名前は「山崎 獬」牛みたいに突進してくる
「うん、帰る。獬は部活?」
獬は毎日部活、部活。
「そそ〜頑張るかァ」
「まぁ頑張っ」
獬に手を振り家へと帰る…いや、家に帰るのが憂鬱で人気の無い川へと足を運ぶ
サラサラと流れる今では珍しい綺麗な水に顔を覗かせる
「眠くなってきた…少し寝よう」
睡眠には勝てないと悟った僕は少しだけ目をつぶった。
そして僕は眠った事に後悔する事になるとは思わなかった。
コメント
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あ、好きです。