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邸へと向かう馬車の中、少し開けた窓から、爽やかな風が吹き抜けた。
肌を撫ぜてゆく柔らかな温度の心地よさに目を閉じて、香りを辿る。
すると、しばらくの沈黙を破るように、向かいに座るサイラス殿下が言った。
「……どうして、あの日、言わなかった?」
閉じていた瞼を、ゆっくりと押し開く。
殿下を見つめ、焦点を合わせてゆく。
「あの日、とは?」
「茶会に招いた日だ。リネット嬢は自分の発案だと言っていた」
「その節は大変に失礼を――」
「詫びはいらない。理由が知りたいだけだ」
その目は確かに、偽りのない真実を求めていた。
「……私はまだ表立って動きたいわけではありません。余計な邪魔が入らないよ********
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