TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

記憶の破片

一覧ページ

「記憶の破片」のメインビジュアル

記憶の破片

1 - yellow piece 1 八芒星と旅立ち

♥

4

2024年07月23日

シェアするシェアする
報告する

コチラは「 裏の光 」の外伝その1となっております。

「 裏の光 」を先に読んでも、コチラを先に読んでから「 裏の光 」を読んでも、大丈夫なので是非見てってください。






「 気味の悪い子 」


「 呪術師の家系だなんて、おぞましい 」


気づけば皆に忌み嫌われていた。


そんな自分にも、夢があった。


この魔物の蔓延る世界を、魔王の脅威から救う勇者になりたい。


理由の半分は憧れや興味から、もう半分は


富や名声が「 欲しい 」から。


幼いながら、なんとも現金なヤツだったと思う。


でもそしたら、本当に心の底から笑い合える、そんな仲間が「 手に入る 」と思って、厳しい家庭の教育や、鍛錬をこなしてきた。


そうして過ごしてきた15年、いや、16年になったか。


「 スミさん、もう大丈夫だってw 」


ス「 いいですか、坊っちゃま、何でもかんでも拾ってはなりません、そして、ギルドで依頼を受ける時は――― 」


「 だーッ!もう!そんなに心配しなくても大丈夫だから! 」


ス「 ですが… 」


「 もう馬車行くから!またね! 」


ス「 坊っちゃま、まだお話が… 」


「 スミさん、今までありがとう!体に気をつけてー!また戻ってくるからーッ! 」


家の使用人のスミさんの姿が見えなくなるまで手を振った後、大きくため息をつく。


全く、心配してくれるのはいいけどとんだお節介だよ…


何もあんな大声で言わなくても…


周りの人みんなこっち向いてたよ、恥ずかしい…


腰の、お父さんのおさがりの刀を下ろし、座っている自分の太ももの上へと置く。


今持っているのはこの刀と、少しの小銭しかない。


んで、そこから馬車代も引かれるから…


……あれ?俺、宿代どころか、昼飯代すらなくない…?


とりあえず街に着いたら冒険者ギルドで登録して、お金稼がないと…


ギルドで受けれる依頼にはざっと4種類あって、依頼料順に、討伐依頼、探索依頼、採取依頼、雑務依頼がある。


すぐお金を稼ぎたいところだけど、冒険者ギルド独特の特別制度であるランク制ではランクが一定より低いと戦闘依頼が受けられない。


最初のランク測定でボーダーより高いランクになる、且つ戦闘依頼を何個かこなさないと野宿だな…


「 お客さん、着きましたよ。」


そんな事を考えてるうちに、目的の都市に着いたみたいだ。


「 そして、ようこそ。 」


「 オクターム、八芒星の街へ。 」

この作品はいかがでしたか?

4

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚