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廊下。
黒崎理事長の前に立つフードの人物。
ゆっくりフードを外す。
現れたのは――
銀色の髪の少女。
年齢は高校生くらい。
冷たい目。
「久しぶりね」
黒崎が静かに言う。
「エクリプス」
少女は小さく笑う。
「そう」
「エクリプス」
「世界を変える組織」
黒崎の目が鋭くなる。
「そのために」
「陽葵を狙うのか」
少女は迷いなく答える。
「始祖の血」
「必要だから」
空気が重くなる。
その時。
蒼真が廊下に現れる。
「理事長」
少女の目が蒼真を見る。
「光属性」
少し楽しそうに言う。
「いいね」
黒崎が言う。
「ここは私がやる」
しかし少女が笑う。
「違う」
そして。
指を上げる。
「私の目的は戦いじゃない」
「回収」
次の瞬間。
床が爆発する。
ドォン!!
煙が広がる。
「しまっ――」
黒崎が言う。
少女の姿は消えている。
蒼真と陽葵。
まだ警報が鳴っている。
「侵入者って……」
その瞬間。
窓が割れる。
バリン!!
「え!?」
黒い影が部屋に入る。
陽葵が驚く。
フードの少女。
静かに立つ。
「見つけた」
蒼真が前に出る。
「お前」
少女が言う。
「ターゲット」
陽葵を見る。
「朝比奈陽葵」
陽葵が固まる。
「え……」
蒼真が言う。
「下がれ」
光が手に集まる。
少女は興味深そうに見る。
「光属性」
そして言う。
「でも」
指を向ける。
「今日は」
「あなたじゃない」
その瞬間。
空気が震える。
陽葵の能力が反応する。
炎が揺れる。
氷が広がる。
少女の目が光る。
「やっぱり」
「始祖の血」
そして。
小さく笑う。
「連れて帰る」
蒼真が叫ぶ。
「させるか!」
光が爆発する。
バチィィ!!
少女が動く。
シュン。
消えた。
「速い!」
陽葵の後ろに現れる。
「っ!」
しかし。
氷が床から出る。
シュッ!!
凛が部屋に入る。
「遅くなった」
蓮も来る。
「三対一だ」
少女が静かに笑う。
「いいね」
「楽しくなりそう」
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