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「こ、ここに居るのか…?死神くんは…?」
りくが目にしたのは、白い大きなお城。
(この中にいるに違いない…!)
ギィ…
「古びたドアだな…」
強く押さないと開かない。
「誰だ、貴様、」
「ちっ、あんた、兵士?大きい槍だねぇ…?」
ふっ…ばふん!
「何?」
「はい!これでかわいいお人形!」
槍と兵士をまるごと人形に変える。
どんどん階段を上がり、ついに、最上階。
(ここか…、)
「…?」
誰かの声がした。
「ーー?〜〜〜」
聞き覚えのある声。
ギィ…!
「…ん?だぁれ、君。」
「…!死神くん?」
「……、あ〜、君もしかしてあの悪魔界で噂の呪い人形?」
「…、だからなに?」
「そっか〜、それは早く消さないとね…!」
ザッ
「……、」
シュッ
「な、なに…?」
「人形にしてい?君のこと」
「なにそれ?呪い人形の力?」
「さぁ…?どうだろうね?」
「まぁ…いいや、どうでも」
(こいつさえ倒せば、優斗王子は俺だけの者だ…!邪魔者も少なくなる…!完全に天使界の者になってもらえる…!)
「何ぼーっとしてるの?」
シュッ
「いった…!」
「このまま君のこと消しちゃっていい?」
「…、駄目でーす!」
しゅっ…
(まだ立てる…?さっき結構食らってたはずだけど…!まだ駄目だったか…)
「っ…、つよいね、君!びっくりしたよ!流石呪い人形!!…でも〜、俺のこと人形にできないよ〜さぁどーするのかな〜?」
「…っ…!」
なんで人形にならない…?
他の奴なら一瞬で変えられるのに…!
なんの能力なんだ、コイツは…!
それに…、俺の人形化が使えないなら、不利すぎないか…?
他に大きな武器はない…!
なんとかしないと…!
「ふふっ、大丈夫?なーんも効かないね〜?疲れてきたんじゃない?」
「っ…!」
コイツ、ほとんど効いてねぇ…!
何が効く?コイツは…?
…、てかコイツも大きな魔法使ってなくね…?
最後に使うのか…?
「ん〜、そろそろ終わらせようかな…?優斗王子も飽きてきちゃったよね?」
「お前…、」
「ん?なに?」
「お前人形魔法の主?」
「………..」
「ふふふ、ははははっ!
なにその質問!面白い!
そうだよ!俺は人形使い!君気づいちゃったか?あー!そっか〜、効かなかったもんね!」
「…やっぱり…っ」
勝ち目がねぇ…!くっそ…!
あっちはなにか対策しているのか…?余裕そうな顔しやがって…、
てか…なんで人形使いだと分かって挑んできたんだ?
「くそっ…」
人形使いの技を使わない作戦か…?それなら俺にでもできることだ。
「さ〜、そろそろ作戦に出ようかな!」
「な…、」
『あいつを倒せ』
「…はい」
「…っ!?」
ドォン!
「…っ…」
くそが…!
卑怯だろ…、これは…!
なんで、なんで…、
「もういいかな…?」
「さよなら」
バァンッ
「っ…はぁっ、はぁっ…」
血が…止まらない…、
くそっ…、動けない…。
「トドメいっていいよ」
「っ…」
戻らないのか…
帰ってこないのか…、駄目だ…
抵抗できない…、
ふっ…
ゆっくり目を閉じる
バァン
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