テラーノベル
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🦍🍆恋人
メンバーには薄々気付かれている関係。
2人の過激オタクな🍌と🐱
短くお話。
ご本人様達とは無関係です。
全てフィクション。
トップの注意詳細は必ず読んでください。
それでは、お楽しみください。
「嫌だってば!!」
バンッ!!
ドアが勢いよく開き、壁にぶつかり激しい音を立てる。
仕事部屋の奥に広めの倉庫があって、そこから出てきたのは涙目で顔を赤く染めて口元を腕で隠しながら「ばか!ドズルさんのばか!!」と叫ぶぼんじゅうるだった。
その後ろから「ごめんなさい!ぼんさん!!ごめんなさい!」とこれまた泣きそうに叫び追いかけて出てくるドズル。その顔と声は大きな会社を束ねる長とは思えない程弱々しく、仕事部屋でキーボードを弾いていたMENとおんりーは何事だよと2人を凝視する。
「ドズルさん!今度は何したんですか!?」
ネコおじが少し離れたディスクから立ち上がり叫ぶが「何もしてないよ!!」と捨て台詞のように叫び返し、ぼんじゅうるの後を追うように部屋から出て行った。
「いや、いやいや、絶対なにかしたでしょ!!」
開けっ放しの仕事部屋の扉にネコおじが再度叫び、遠くから「本当に何もしてないってば!」とドズルの声が響いた。
いつからだろう…ドズルさんとぼんさんの間に流れる雰囲気や言葉遣いやらが砕けて来たのは、長年の付き合いだの相棒だの言われているが、何だかんだ言って他人な訳で、ある程度の礼儀を備えて接している雰囲気だったのが…ココ最近は何か違う。
「ねぇ、ネコおじ…」
「ん?おんりー、どした?」
俺は腕を組みながら首を傾げて、2人と同じくらい長くドズル社に務めているネコおじにその違和感をぶつける。
「あ〜〜、やっぱりおんりーは凄いねぇよく見てるよ、うん」
俺の話を聞き終わったネコおじはニマニマと頬をあげた、腕を組みうんうん頷く。
凄い凄いと呟きながら「これは俺の憶測だけど…」と椅子に座り直し、くるりと体ごと目線を絡ませてきた。
「あの二人…デキてんじゃないのかなぁ〜と俺は思ってるのよ」
「……は?」
ほら、想像してみてよ!と右の人差し指をピンと立ててアレコレそれらしい事を並べ出す。
「2人休みがよく被るでしょ?それにドズルさんがウキウキの日は決まってぼんさん少し疲れてるし…なんなら腰さすってる時ある」
「………」
「ぼんさんが中々新居に入らせてくれないのも、特に寝室はダメだって言うのも…ねぇ?」
ネコおじはニマニマと証拠になるような事をひとつひとつ指を立てて説明する、違和感の点と点が1本の線になる様にその話を聞きながら「確かに…この前も」と最近あった大きな違和感を思い出す。
トイレに行こうと廊下を歩く、トイレより奥に設置してある喫煙所をチラリと見るとぼんさんとドズルさんが向かい合うように何か話し込んでいて、でぼんさんが「絶対だめ」と顔を赤くしながらドズルさんの胸板を握り拳でポコンと軽く叩いていた。ドズルさんは終始ニマニマしていて愛しそうにぼんさんを見ていて……その光景を目尻にトイレへと入った俺は用を足しながら「またドズルさんぼんさんを揶揄かってたのかな」と深く考えなかった。
「俺が思うに…ドズルさんは皆に言いたいけど、ぼんさんがそれを止めてそうなんだよねぇ」
「…想像つく」
「でしょ!?…それにさ、匂い…気付かない? 」
「匂い?」
ネコおじは鼻先を人差し指で擦り、スンと鳴らす。猫の獣人で匂いに敏感だから?と尋ねると「いや、人間でもわかるよアレは」とケタケタ笑われた。
「2人が休みが被った次の日…その服匂ってごらん…ふふふっ」
俺の憶測は…当たってるかも?と意地悪な笑顔で俺を見てきて、「おんりーも、俺の仲間になったわけだ!これからそういった目で見て悶えると思うよ〜へへへ」と気味の悪い声を上げている。
「今まで、一人で悶えてたからさ〜、これで話仲間が出来て嬉しいよ!」
「なにそれ…」
「いーや、なるね!おんりーは特に過激ドズぼんファンだったじゃない?絶対悶える!」
確かにドズぼんリスナー歴は長く、かなり過激に推していた時期もある…けど、そこまで?と首をかしげた。
「ネコおじ…晩御飯…食べいこ…話したいッ」
あのネコおじとの会話から1ヶ月が経った。
あれから何故か2人を目で追いかけて、あらぬ妄想をしてしまう。
悶々とする気持ちを、吐き出したくてついにネコおじをご飯に誘ってしまった。
誘われた本人は「ほらねぇー!」と勝ち誇った顔をしていて、悔しいが負けを認めるしか無かった。
「あの、2人…本当に、てぇてぇが過ぎる…」
グゥッと喉から変な音が出て、ネコおじが分かるぞその気持ちと頷きながら肩を叩いてくる。
これも全て、きっかけを与えたネコおじのせいだ…
と少し睨むとこれまたニンマリと笑われた。
2人が休みの次の日、ダルそうに腰を叩きながらぼんさんが「おはよ」と少し掠れた声で仕事部屋へと入ってきた。
ネコおじが言っていたのはこれか…と考えていると、それはそれはウキウキつやつやのドズルさんが声高らかに「おはよーー!みんな!いい日だね!」と定位置に座ったのだ。
おい、まじか、おいおい、と心の中でつぶやきダルそうに椅子に腰を沈めるぼんさんを盗み見る。
サングラスで隠れているその目は、少し充血していて、泣かされたように目尻が赤くなっていた、……これは、うん、そういうことでしょ?
「ぼんさん、腰痛いの?歳?」
ついそう聞くと、少し間を置いて「そうかもね…歳…うん、歳なのよ…だから、少しは考えて欲しいよね…俺の歳考え労わって欲しいなぁ〜」とドズルさんを意味ありげに睨みながら言うぼんさん……もう、それ、確定でしょ…
極めつけはネコおじが言っていた匂いだ…
ドズぼん…同じ柔軟剤の匂いする…なんなら…シャンプー?も同じ匂い……………。
「…………っぐ」
叫びそうになった口を、んんっと咳払いして誤魔化す。
これは、その、やばい…2人の関係が色を付けて浮き彫りになる。
なら、この前の倉庫から出てきた2人…あれ、絶対ドズルさんぼんさんに無理言ってキスしてたでしょ…んで恥ずかしさMAXになったぼんさんが顔抑えて逃げ出した…。
それから暫くぷんぷんしていたぼんさんと…昨晩はお泊まり…………仲直り出来たようで良かったですね…
てか、いつから?どんなきっかけで?どっちが告ったの?
やばい…やばいぞ、これは、、
「ネコおじ…お願い!語ろう!」
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コメント
5件

おんりーチャンの眼鏡とかでもいいから(?)その話し合い参加してぇ~!何なら全財産あげるわ!ネコおじさんとおんりーチャンと語り合いてぇー!
🍌ちゃん、飲み代は出すぜ…私も混ぜてくださいッ