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#snowman妄想物語
透子
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佐久間くんと喧嘩をした。
原因はほんの些細なこと。
いつもなら笑って流せるようなことだったのに、何故かこの日はお互いに譲れなくて。
と、いうか……俺の方が、心広く向き合えなかった。
言い合いをして、しばし睨み合い。
その末に───
「蓮のバカ!!もう知んない!!!」
大きな目を涙でいっぱいにして、佐久間くんは楽屋を飛び出していった。
「…………クソッ」
アイドルに有るまじき悪態をつき、舌打ちしながらパイプ椅子を蹴る。
ドサッとそこに座って、頭を抱えるようにして突っ伏した。
最近の俺は、自分でも分かるほどオーバーワーク気味だった。
個人仕事が多過ぎて、なかなかグループ仕事に参加出来ていなくて。
俺の個人仕事は基本、Snow Manのためになるなら、と頑張っているけれど……みんなと集まれないのなら本末転倒だ。
正直、身体にも精神的にもかなりガタがきてる気がする。
そんな中、久しぶりの9人での仕事。
みんなでワイワイ楽しめる、YouTubeの撮影だ。
佐久間くんとも電話やメッセージでやり取りはしていたけれど、直接顔を合わせるのは久しぶり。
仕事が終わったら恋人を食事に誘って、出来ればお泊まりして、抱きしめて眠りたい。
そう思っていたのに。
(俺が悪いのか?……悪い、だろうけど……でも絶対、俺だけが悪いんじゃない)
だって俺は日頃から、して欲しくないってことはちゃんと口にして伝えている。
佐久間くんも『難しいかもしんないけど、なるべくしないようにするね!』と言ってはくれていた。
確かに彼のキャラクター的に、難しいことを要求していると思う。
でも、もう少し俺に配慮があってもいいんじゃない?
俺が嫌がることを分かっててやってる……訳じゃないとは思うんだ。
そんな意地悪な人じゃないし、ただ自然と行動に出ているだけ。
でも、少し意識するだけでも違うんじゃない?
グチグチグチグチ……
自分でも呆れるくらい、心の中で愚痴をこぼす。
テーブルに突っ伏したまま、イライラと貧乏ゆすり。
すごく良くない態度。
部外者に見られたら、驚かれて幻滅されるような。
知るか、そんなこと
俺だって人間だし、
大好きで大切な恋人が居る。
イライラもするし
愚痴だって吐くよ。
じっとやり場のないイライラを必死に抑え込んでいると……
ドスドスと廊下を進む足音が聞こえてきた。
次いで、バターーーン!!!と大きな音を立てて扉が開く。
一瞬、佐久間くんが戻ってきたのかと思った。
けれど───
「立て、目黒」
ドスの効いた声がして、襟首をグッと引っ張られる。
強い力で引かれて首が絞まりそうだったから、そのまま立ち上がった。
少しだけ視線を落とせば、ものすごく険しい顔をして俺を睨み上げている……しょっぴー。
「おい、ナベ!ちょっと落ち着け?な?」
「そうだぞ、お前が怒る気持ちも分かるけどな、冷静にな───」
「うるせー!これが冷静でいられるかよ!」
後から入ってきた岩本くんとふっかさんに宥められるけれど、しょっぴーは変わらず俺を睨む。
「……なに」
「なに、じゃねぇ!」
どこにそんな力があるのか
驚くくらい強く襟首を引かれ、そのまま壁に背中を叩きつけられた。
ぐっ、と衝撃に息が詰まる。
「何すん……っ」
「お前さ、忘れたのか?お前らが付き合うって報告した時、約束したはずだ」
「っ……」
「……絶対に佐久間を泣かせんなって、言ったよなぁ?」
さっきよりも低く、ドスの効いた声。
思わず口ごもる俺に、しょっぴーはグッと顔を近付けてくる。
「佐久間に何した?……吐け」
「…………」
しょっぴーには関係ない
俺と佐久間くんの問題
部外者が口を挟まないで
……そう言いたいのに、言葉が出ない。
鋭い眼光を向けられたまま、掴まれた襟首にグッと力がこもる。
「く……っ」
「お、おいおいおい!ナベ、やり過ぎ!やり過ぎだって!」
「目黒が窒息する!やめろ!」
「…………おう」
ようやく首元を締め付ける力が緩み、ふは、と大きく息を吸った。
すかさずしょっぴーから距離を取ろうとするけれど、それより早く顔の両脇に手を突かれてしまう。
……しょっぴーに壁ドンされても、何も嬉しくない。
「逃げてんじゃねぇぞ。さっさと吐け」
正直なところ、話したくない。
話したくない……けど、言わないと解放してもらえなさそうで。
チッ、と小さく舌打ち。
岩本くんとふっかさんが驚きで目を見開き、
しょっぴーが更に眉尻を吊り上げた。
「随分反抗的な態度じゃねぇか、目黒ぉ」
「……そう言うしょっぴーは、まんま輩だね。アイドルだってこと忘れてない?」
「アァ?んだと、コラァ……!」
「わーっ!!待て待て!!暴力沙汰はやめろ!!!」
「そこまでにしとけ、2人とも!」
ふっかさんが俺たちの間に割り込み、
岩本くんがしょっぴーを後ろから羽交い締めにして、俺から引き離した。
「なあ、どうしたよ、めめ。いつも穏やか〜で静か〜なお前らしくないじゃん」
「そうだぞ。お前もあんま翔太を煽んな。……それにさ、俺たちも知りたいよ。何がどうなって、佐久間があんな子供みたいに泣いてたのかさ」
「……っ」
「めめと佐久間がさ、傍目から見てて恥ずかしくなるくらいラブラブなのは知ってる。だから余計さ……喧嘩の訳を知りたいんだよ」
「うん。ちょっとでも話して気が楽になるならさ。吐き出したらいい」
「…………」
ぐ、と拳を握り、深いため息を吐き出す。
「……大した理由なんてないよ。ただ、俺の心が狭かっただけ」
そう前置きして、渋々話し出した。
---
遡ること1時間前───
ほんとに久しぶりの、9人でのYouTube撮影。
馴染みの小ぢんまりしたスタジオで、撮影スタッフもほぼ身内ばかりという環境だった。
俺に至っては他のメンバーどころか、佐久間くんとさえ直接会うのは数週間ぶりという状況で。
楽屋で顔を合わせた時は、『蓮、久しぶりだなー!』『めっっっちゃ会いたかった!』と言われて、笑顔でハグして、キスまでしようとして……岩本くんとふっかさんに叱られた。
そこまではいつも通り。
でもいざ撮影が始まると。
どんどん自分の機嫌が降下していくのが分かった。
佐久間くんも、みんなも……全員で揃うのが数ヶ月ぶりだったから、いつもよりテンションが高かったように思う。
そのせいなのか、佐久間くんは嬉しそうにみんなに飛びついていって、みんなも楽しげにそれを受け止めて。
あべちゃんや康二は大体笑顔で佐久間くんを受け入れるけれど、いつもは塩対応なしょっぴーや岩本くんも、抱き締め返したりしていた。
俺のところにも来るけれど、すぐに離れていく。
そしてまた、他のメンバーに絡みに行くんだ。
なんだか、すごく蔑ろにされているような気がして。
そんなことはないって冷静になれば分かるはずなのに、一度抱いた不信感はどんどん大きく膨らんでいって。
嫉妬のあまり、頭がグラグラした。
目眩すらしてきて、みんながわちゃわちゃしている後ろでぺたんと椅子に座り込む。
それにいち早く気付いたのは、カメラを回していたスタッフだった。
「目黒くん、具合悪い?」
「……ちょっと……頭、痛くて。すみません……」
額を押さえて、ギュッと目を閉じる。
そんな俺の肩に触れたのは、あべちゃんだった。
「めめ、大丈夫か?少し休む?」
「ん……」
「蓮、平気?楽屋、ついて行こっか?」
そう言った佐久間くんが、あべちゃんの後ろからぴょこっと顔を出す。
いつもなら真っ先に、俺のところへ飛んできてくれるのに。
なんで
なんでだよ
「…………いい、いらない」
小さく呟いて、俺はフラフラと立ち上がった。
「すみません、ちょっとだけ休憩します。……あれだったら、俺抜きで撮り直してください」
心配そうなみんなの視線を振り切って、スタジオを後にする。
何か言いたげだった佐久間くんに、目もくれずに。
このままあの場に居たら、きっと撮影中だろうがなんだろうが嫉妬を彼にぶつけていただろう。
もうそれくらい、自分の気持ちをコントロール出来そうになくて。
(頭、痛ぇ……)
フラフラのまま、なんとか楽屋へたどり着く。
パイプ椅子に座ってテーブルへ突っ伏したところで……そっと、扉が開く音がした。
「れんー?」
聞こえてきたのは、愛しい人の声。
嫌な突き放し方をしたのに、きっと心配して追いかけてきてくれた。
嬉しいはずなのに、素直に喜べない。
どうせあべちゃんとか岩本くん辺りに、追いかけたらって言われて来たんだ。
とんでもなく卑屈な考えに、いま考えれば自分でも引く。
でもこの時は、真剣にそう考えていて……
ノロノロと顔を上げる。
扉をパタンと閉めて、佐久間くんがこちらへ近付いてきた。
「蓮、大丈夫か?」
「……付き添いはいらないって、言ったはずだけど」
「言ってたけど、心配だったんだよ」
「……あべちゃんとかに、言われて来たの?」
俺の問いかけに、佐久間くんがきょとんと目を丸くした。
「え、なんで?俺が蓮のこと心配すんの、おかしい?」
「そうじゃない、けど」
「……ね、頭痛いの?」
優しい声で言って、佐久間くんが俺の髪に触れる。
よしよし、と撫でられて……嬉しいはずなのに、胸が軋むように痛んだ。
「……いいよ、そんなこと、しなくても」
「蓮?」
「俺のことなんて、放っておいていい」
「……どした?なんか……怒ってる?」
分かんないの?
なんで俺が怒ってるか。
「佐久間くんは、あべちゃんと岩本くんとか、しょっぴーと居る方が楽しいんでしょ?」
「……は?」
ほんとに分かんない、みたいな顔。
あんなにいつも言ってるのに。
「俺の目の前で、見せつけるみたいにさ……他のメンバーに抱きついて、楽しそうにして。なんなの?そんなの見せられて、俺が平気だと思ってんの?」
「え、あ……い、いや、そんなこと……」
「いつも言ってるじゃん。……俺以外の人に、ベタベタしないでって」
「そ、れは…………だって!俺のキャラ的に、みんなに絡みに行かないのはおかしいって……蓮も知ってるじゃん!」
「でも、嫌だって言ってんの!佐久間くんは俺の恋人じゃないの!?」
「そーだよ!蓮のこと大好きだもん!!……でも、みんなが期待してることをしないなんて無理!!俺がみんなにくっつきに行くと、みんな喜んでくれるんだから!!」
「俺がこんなに嫌だって言っても!?佐久間くんにとって、俺の気持ちなんてただのワガママなの!?」
「っ、ちが…………違うよ、そんなこと、思ってない……」
「じゃあやめてよ!俺の目の前で、他の人にベタベタしないで!!」
「っ、れん、」
「仕事だとか、みんなが喜ぶとか、そんなん関係ないんだよ!佐久間くんには配慮が足りないよ!!もっと俺のことも考えてよ!!」
「……っ」
みるみるうちに、佐久間くんの大きな目が潤んでいく。
あ、と思った瞬間、ボロボロと大粒の涙が零れていって───
「蓮のバカ!!もう知んない!!!」
大きな声で叫んで、彼は楽屋を飛び出して行った。
---
「「「………………」」」
「……そういうわけで、佐久間くんと喧嘩しました……」
3人が黙り込む。
だから言いたくなかったのに。
「……くっだらねー」
「こら、ナベー!」
「目黒、お前……相当疲れてんな」
そうだよ、疲れてるんだよ。
だからつい、日頃から思っていたことをぶつけてしまった。
唇を引き結ぶ俺の胸を、しょっぴーが拳でドスンと叩く。
「お前が多忙を極めてんのは俺らだって分かってんだよ。だからって、イライラしてんのを佐久間にぶつけていいってわけじゃねぇだろうが」
「…………」
「それでも佐久間は、お前に歩み寄ろうとしてたんだろうが。なんでもうちょい、アイツの気持ち考えてやれねーんだよ」
「……そんなの!俺にだって分かんないよ!」
自分でも驚くような大きな声を出してしまった。
岩本くんもふっかさんも、しょっぴーも目を大きく見開いている。
……けど、一度口をついて出た言葉を止めることは出来ない。
「ほんとは喧嘩なんてしたくない……泣かせたくないし、いつもニコニコ笑ってて欲しい。でも、駄目なんだ……佐久間くんが、俺以外の奴に笑顔向けてるのを見ると、どうしても頭に血が昇っちゃって……冷静でなんて、いられなくなる。一生、俺だけ見てればいいって、そう思って……」
「……お前、見かけによらず激重だなぁ」
呆れ顔のしょっぴーに、じっとりした目を向ける。
そうだよ、俺は激重なんだ。
佐久間くんに対しては、ほんとに。
「でもさ、目黒も佐久間のキャラの事は理解してんだろ?あいつがメンバーだけじゃなく誰にでも距離近いのは分かってることじゃん」
「そーそー。同じ楽屋に居たら、誰彼構わず突進してくしな、あいつ」
「それが嫌なんだよ……いつも、嫉妬で焼き切れそうになってるよ、俺……」
思い出しただけでも、腸が煮えくり返りそう。
こんなに嫉妬深い彼氏で、理不尽な要求をぶつけられたら……そりゃあ佐久間くんだって怒るし愛想を尽かされても仕方ない。
でもきっと、一生離してなんてやれないんだ。
それくらい、好きなんだ。
愛してるんだ、どうしようもなく。
「でも……こんなに束縛して、また泣かせるくらいなら……別れた方が、いいのかな……」
「お、おいおいおい!待て、そう飛躍すんな!」
ふっかさんが慌てた様子で、俺の肩を掴んだ。
「だってきっと、また泣かせる。どう押し殺しても嫉妬心は消えない。それなら俺が、離れた方が───」
「そうやって自分の考え押し付けて、また佐久間を泣かせんのかよ」
今度はしょっぴーが、俺の胸ぐらを掴む。
今日のしょっぴーはほんと、これでもかってくらいにガラが悪い。
「でも、」
「でもでもだってじゃねーんだよ、めんどくせー奴だな、お前!」
「…………」
「佐久間が好きなんだろ?メンバーとの絡みが笑って見過ごせねぇくらい、好きなんだろうが。別れたいなんて思ってねーくせに、軽々しく口にすんな」
「しょっぴー……」
「それに、お前らが別れてどんより落ち込んだら、グループにだって影響出るだろうが。それくらい分かれ」
「それは……」
「こらこら、この際それは置いとけ!」
「ま、ともかく、だ。お前らもうちょっと、冷静になって話し合え。な?……佐久間もだぞ?」
えっ……
岩本くんの言葉に、目を瞬かせる。
顔を上げて入口の方を見ると、苦笑を浮かべたあべちゃんと舘さんが立っていて……
2人が間を空けるように横へずれると、そこに佐久間くんが立っていた。
真っ赤な目をして。
鼻も、頬も真っ赤にして。
「ほら、佐久間。ちゃんとめめと話しな?」
「喧嘩しないで、冷静に。しばらく人払いするから」
「ん……」
小さく頷いた佐久間くんが、あべちゃんと舘さんに背中を押されて楽屋へ入ってくる。
しょっぴーと岩本くん、ふっかさんは佐久間くんの肩や背中を叩いて、彼を連れてきた2人と一緒に楽屋を後にした。
パタン、と扉が閉まると、室内が静まり返る。
喧嘩しないで、冷静に。
舘さんの穏やかな声を反芻しながら、俺は小さくため息を吐き出した。
「……佐久間くん、」
「ごめん、蓮。俺…………蓮がそんなに、みんなと絡むの嫌がってるなんて、思ってなかった」
「…………」
「ううん……分かってたのに、自分のキャラを優先させてた。みんなが喜んで、楽しんでくれるなら……やった方がいいに決まってるって……」
「…………」
「でも、ね。あべちゃんと涼太、康二……ラウにも。蓮の気持ちももうちょっと考えてあげなって、言われた。自分が蓮の立場なら、どう思うのかって」
「……どう、思った?」
出来る限り冷静に。
いつも通り、穏やかに聞こえるように問いかける。
顔を上げた佐久間くんの目には、また涙が溜まっていた。
「っ……やだった」
「ん?」
「蓮が、俺の目の前でみんなと抱き締めあったりしてるって、考えたら……やだった」
「佐久間くん」
「俺、俺ね……自分にはそーゆーの、あんまりないと思ってた。仕事だからって割り切れば、ヤキモチなんて妬かないって。でも……蓮は無理」
ポロポロこぼれ落ちる涙を拭うことなく、佐久間くんがこちらをじっと見上げる。
「今までで一番、好きになった人だから。きっと、この先こんなに好きになる人なんて居ないから。……蓮だけは、誰にもとられたくない……」
「……俺も、だよ」
そっと手を伸ばして、佐久間くんの頬に触れる。
濡れたそこを指の腹で撫でると、彼がぎゅうっと眉間に皺を寄せた。
「蓮、ごめん……ごめんなさい……ごめんね……」
「うん。……いいんだ、分かってくれたならそれで。俺の方こそごめんね?佐久間くんにイライラをぶつけ過ぎた。泣かせたくなんてなかったのに」
「っ……蓮、俺……仲直り、したい」
「……うん。仲直りしよう」
そう言って、大きく腕を広げる。
佐久間くんは顔をくしゃくしゃにして笑うと、その腕の中へ飛び込んできた。
俺より小さな身体を強く抱き締めると、同じくらいの力で抱き締め返してくれる。
「好きだよ、佐久間くん……愛してる」
「俺も……愛してるよ、蓮……大好き」
「愛してるから、きっとまた嫉妬もする。俺以外と絡まないでって、ワガママも言うと思う。それでも……いい?」
「いい……っ、蓮に束縛されるの、嬉しいもん……重いとこも、大好きだから……」
「佐久間くん……」
少しだけ腕の力を緩めると、彼がそろりと顔を上げた。
真っ赤になった目の周りにチュ、チュッとキスを落としていき、唇を親指の腹でなぞる。
「キス、していい?」
「うん……したい」
そのまま顎を指ですくい上げ、唇を重ねた。
触れては離し、また唇を塞いでは離し……徐々にそれは、深くなっていく。
「ん、ぅ……んん、ふぁ……」
「佐久間くん……愛してるよ」
「おれ、も……ん、んぅ……」
俺の背中に縋る手が、小さく震えている。
腰を抱えるように抱けば、彼がつま先立ちになった。
「っふ、んぁ、んんッ……」
「は……さくま、くん」
「れん……っ、あ、ァ」
唇にもう一度、今度は触れるだけのキスをして、それをどんどん下の方へ滑らせていく。
首筋を甘噛みし、軽く吸い上げた。
「んッ……こらぁ、痕、つけちゃダメ」
「ちょっとだけ、つまみ食いさせてよ」
「……つまみ食い?」
「うん。今夜はうちに泊まりにおいで?……朝まで寝かせる気ないけど」
「っ……うん。泊まりに、行く」
久しぶりのお泊まりの約束も取り付けて、すっかり有頂天だ。
だからここがどこだか、すっかり忘れていた。
だんだん行為がエスカレートし始めたところで、ふっかさんからのメッセージ。
『おーい、バカップル!そろそろ戻ってこねーと、撮影が飛ぶぞ!!』
「……邪魔しないでよ」
「っ、ふは……そうだった、俺たち仕事中だったんだよね」
「……続きは、今夜?」
「ん。……約束」
小指を絡めて、指切りげんまん。
こうなったら早く仕事を終わらせて、佐久間くんを連れ帰る。
ほんとに朝まで寝かせてやれなくて、佐久間くんに泣かれてしまったのは……また別の話。
*****
ドン引きするくらい重すぎるめめちゃが書きたくて、ちまちま進めてたやつです^^
あと、しょっぴーの壁ドンとドスの効いた輩なところを書きたかった
やっと陽の目見た〜
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おはようございます🙇 🩷を泣かせて爆速でキレるのは💚だと思ってたのに💚より先に💙がキレてJrの頃の💙に戻って壁ドンと胸ぐら鷲掴みとは🤣 💛が羽交い締めで引き離すってSnowManのパパとママは大変ですね🤣 でも、SnowManの天使🩷を彼女にした🖤の宿命、パパママお兄さん達の監視は益々厳しくなりそう( ´Д`)=3
いや〜、めめの嫉妬深さが重すぎて笑っちゃったけど、それ以上にしょっぴーの「佐久間泣かせんなって言ったよな」がガチで怖くて草。でも最後の「束縛されるの嬉しい」って佐久間くんが言ってくれてよかったね…!「朝まで寝かせない」って約束してるとこ、ニヤニヤが止まらなかったわ。重くて最高のカップルで尊い。続き読みたい!