コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
(ソ連目線)
こいつを家の中に入れた
後悔はない
でも…何だかモヤモヤする
何故かは知らない
知ろうとしないだけ、とも捉えられるが…
『んで…今日来た理由なんだけどさ…」
どうせ俺にキスした事だろ
分かってる
コイツ、いつまで根に持ってんだよ
わざわざ家まで訪ねて謝る事か…?
「はぁ…」
ため息が出てしまった
ため息くらいでるだろ、普通…
こんなに謝られたら嫌になる
こっちが悪いような気さえする
いや、むしろ俺が悪いのか…?
『コッ…この度は本当に申し訳ありませんでした…」
そう言ってアメリカはウォッカを差し出した
は?
丁寧語で謝れるんだな…いや、そこじゃない
ウォッカ…???
何で…?
あー、俺がウォッカ好きだからそれで許してもらおうって感じか…
「もうその話は良い
というか…その話をする為に、わざわざここに来たのか?」
『え…えぇと……」
あぁ、すぐこうなる…
何故、アメリカには辛くあたってしまうんだろうか…
かなり前までは、アメリカはずっと俺の隣に居た
同じくらいの成績で、同じくらいの仕事量で…
でも、日が進んでいくにつれ、だんだんと俺の前に立つようになった
俺よりも上の成績で、俺よりも多い仕事量でそして、どんどん他の奴らの前に立って行った
そうか……
俺はそんなお前が羨ましかったんだ…
どんどん自分が置いて行かれている気がして…
それで嫉妬してたんだろうな…
だから…辛くあたってしまっていた……
少しだけ、自分の本心が分かった気がする…
多分…今なら優しくできるかもしれない…
「す…すまない……」
『えっ…』
「俺いつも辛くたってるよな…今も辛くあたってしまった」
『いやいや!俺が悪いから!俺がウザいだけだから!!』
「自覚あるんだな」
っ……
あー!!抑えろ!!
冷たく接するな!辛くあたるな!
バカか、俺はっ
『そりゃあ、周りからウザいって言われるし!自覚持っといた方が良いからな』
「違…今のは………」
『え、?』
「な……無かったことにしてくれ」
『え、何で?本当の事だろ?』
「ウザくない…ウザくないから……」
『でも、ウザいから、辛くあたってくるんだろ?』
そう言って、お前は悲しそうな顔をする
アメリカ…
そんな顔をしないで欲しい……
そんな悲しそうな顔を向けないで欲しい
ごめん…謝るから……
「ん…」(ハグした
あっ…
『エ”ッッッッッッッ』
ヴワァァァァァァァ!?!?!?!?
はぁ!?今っ…………えっっ俺っ抱きついて……
終わった…
アメリカはどう思ってるんだ………
どうしよう………
嫌だ………嫌われたくない…
え………嫌われたくない……?
なんで…
あぁ…そっか………
そういう事か……
(アメリカ目線)
「でも、ウザいからそんなに辛くたってくるんだろ?」
ウザい…何回も言われてきた
誰かに関わりたくて、仲良くなりたくて、自分なりに明るく話しかけているのに
ウザいとか、迷惑とか…色々言われる
そして、最終的に引き離されて陰口を言われる
俺の明るいの基準と周りの明るいの基準が違うんだ
俺がおかしいんだ
ずっとそう思ってた
でも、ソ連に会って変わった
ソ連は俺がどんなに迷惑なほど接しても、決して俺の事を無理矢理引き離そうとはしなかった
きっとそこから段々とソ連の事が……な…
辛くあたられて、よく切ない気持ちになっているけど
でも、こうやって俺と言葉を交わしてくれるのはソ連だけのような気がする……
でも、ウザいんだよな…?
俺迷惑だよな………
ごめん……
こんな俺で…
『ん…』(ハグ
「エ”ッッッッッッッッッ」
ふぁ???
えっ……???なん????えぇ????
今、俺、何されてる?
温もりを感じる……
ソ連近っっっ
ヴェ???
あ、ハグか
抱きしめられてるわ
嬉しすぎる
今日が命日な気がしてきた
てか、何で…?
「そ……ソ連…?」
『あ、悪い…抱きついて……』(離れ
「えぇと……気にするなよ
てか、何で抱きt」
『ごめん』
「えっ…」
『俺、アメリカの事が凄く羨ましくて、嫉妬してた…』
「え、嫉妬…??
ソ連は完璧じゃん
人一倍努力はできるし、話は上手いし、優しいし……」
『いや、違う、全く違う
全てにおいてアメリカの方が上だ』
「What!?そんなこと無いって!
俺、周りからよくウザいって言われてるし…嫌われてるし……」
『多分、それは全部お前に向けての嫉妬だ
後、お前、国連のお気に入りだしな』
「そんな訳ないだろ?
誰だよ、そんな噂流した奴っ!」
『アメリカは人より仕事量も多いし、上に呼ばれたり、会議に呼ばれたりする回数も多い
全てにおいてトップクラスなんだ
そんなお前が皆、羨ましいんだよ』
「そ……そうなのかな…
ソ連もそうなの…?」
『何回も言ったし……
恥ずかしいが…、まぁ、そうだな……』
そうなんだ…
俺の事が羨ましかったんだ
でも、それで虐められるのはちょっと嫌だけど…
でも、ソ連にそう思われていたんだと理解すると凄く嬉しい
幸せすぎる……
「…本気でそういう風に思ってくれてるのか……?」
『……』(少し頷き
「あのさ………今こんなこと言うのアレだけど…」
『どうした…?』
「あのさ………」
今なら行ける気がする
ソ連の本心を知った今なら…多分…
もし、振られたら……それはそれでスッキリするから…
俺の本心を今、ソ連にぶつけてみようと思う
どう答えてくれるかな…
愛してるって…好きって言ったら…
ソ連はどんな反応をする……?
少しくらい…期待しても良いよな……?
続いちゃうぞ、舐めんな(?