テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
並べてみて野菜が足りないなと思ったけれど、それでも結局きれいに食べきった。
「サバ味噌、美味しかったです。あれは今後も作りたいですね」
「私はやっぱりしめ鯖なのだ。でも煮物の汁も捨てがたいのだ」
そんな感じで。
「さて、午後は業者テスト対策か」
10月16日金曜日に、外部業者によるテストがある。
成績に関わる訳でもクラス変えに関係する訳でも無いけれど、できればいい成績は採っておきたいそうだ。
僕はぶっつけ本番の方が、今の実力がよくわかっていいと思うのだけれども。
「前回は数学中心だったので、今日は英語中心なのですよ。問題も先輩から、しっかりいただいてきているのです」
既に未亜さんは、準備万端という感じだ。
「それじゃ、1時半に図書館前集合で」
という感じで、とりあえずタッパーを回収して別れる。
◇◇◇
そんな感じで、盛りだくさんの週末を終えた後。
ドングリ剥きとパネル作成に明け暮れた放課後を重ねた7日。
「突然ですけれど、折角いい季節になりましたから、近場でキャンプでもしてみませんか」
先生が、そんなお誘いをかけてきた。
「カヌーの時も含めて、テント泊まりをちゃんとやっていないですし、気候がちょうどいい今、一度体験しておこうと思いまして」
「乗ったのだ!」
亜里砂さん、反応が早い。
「場所は、どの辺りにする予定ですか」
とりあえず僕は、内容を聞いている。
「今回は、ちゃんとしたキャンプ場でやろうと思っています。海岸沿いでキャンプできる浜辺もあるんですけれど、トイレが今一つなので。再湖で、交通費と食費込みで2,000円位。カヌーも持って行く予定です」
「彩香さん、費用大丈夫?」
「2日で2,000円なら、何とか」
なら、僕は問題無い。
「カヌーやカヤックは正直なところ、流れのある川の方が面白いんですけれどね。あと、ちょっと坂がありますけれど、自転車を3台くらい持っていってもいいかもしれません」
「乗った!」
亜里砂さんが、再度そう宣言。
この人、食関係以外でもこんなに積極的だっただろうかと考えて、思い出した。
そう言えば、夜のハイキングを言いだしたのは、亜里砂さんだったと。
「場所とか、日程とかは」
「未亜さんや悠君のことですから、テスト直後は、どうせ勉強会に使うんですよね。でしたら3連休の初日に行って、2日目に戻ってくる感じでいいかなと思っています。場所は、さっきも言った通り再湖のつもりです。夜はそれなりに冷えるから、防寒着をしっかり持っていった方がいいでしょう」
テスト後勉強の事、バレているな。
「細かい持ち物表とかは、明日までに作っておくよ。簡単なパンフも」
川俣先輩が、そう言ってくれた。