テラーノベル
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小話① : あの飲み会にて💙🧡🖤🤍
(ちょっとだけ匂わすような💙❤️描写あり)
「向井、この間の合コンどうだったんだよ」
「いや〜なかなか、女の子って難しいっすわー」
酒を数杯飲んで解放的な気分になると、徐々に普段話さないプライベートな話になる。お互いのパーソナルな事を話すことでもう一歩良い関係性になったり、ならなかったり。
「向井先輩、合コン行ったんですか?」
「そろそろ彼女欲しいからな〜」
「お前また”可愛い!好き!”だけでアプローチしたんだろ。中身までちゃんと見ろって前も言っただろ」
「いやぁ〜、でも結局第一印象からやないですかぁ」
「そんな軽薄な感じだから佐久間にも振られるんだよ」
「は?」
「あ!!部長、話さないでって言うたやないですか!」
渡辺から発せられた爆弾発言。
口をあんぐり大きく開けたまま固まるラウール。
ブッッと吹き出す音が聞こえて3人が音の出所に目をやると、盛大にビールを吹き出したのであろう、目黒がおしぼりで顔やらスーツやらを拭いていた。
「目黒大丈夫か?」
「大丈夫です、すいません」
「向井先輩、さく美さんに告白したんですか?」
「俺が入社した時やから前の話やで?入社時の研修あるやんな?その担当が1年先輩のさく美ちゃんやってん」
右手で頬杖、左手でビールジョッキを掲げながら饒舌になる向井。
それを見て、ラウールは気が気じゃなかった。
自分の隣の男の雰囲気がガラリと変わったからだ。
(ちょっとまじで怖いんだけど)
ドス黒い何かを放ちながらビールに濡れた自身のスラックスを拭く目黒の脇をラウールが肘で小突く。
(お願いだから態度に出すなよ…)
「あれだろ?初めて契約を取れた時にご褒美で佐久間がご飯ご馳走してくれて、向井が何か勘違いして告白したんだよな?」
「手料理ですか?」
渡辺の言葉に被せてそう言う目黒。
「手料理なわけないやん!普通にサシでご飯連れてってくれただけやで?」
「佐久間優しいから、可愛い後輩が初めて契約取れたつって喜んでたもんな〜」
「でもそれだけで告白に至らないですよね?」
先程まで噴出していた黒い何かを何とか収めた目黒。首を傾げながら向井にそう問う。
「優しくされて、ご飯誘われた上であのきゅるきゅるの目で見つめられてみぃ!つい反射で言ってもうてん」
あぁ、何だ別にたいした理由じゃなかったか、と目黒とラウールは安堵の溜め息をついた。
「向井先輩結構ちょろいっすね…悪い女に引っかからないように気をつけてくださいね」
「俺だけちゃうからな!」
弁解する向井をよそに、渡辺のスマートフォンに1件メッセージが入った。
「…俺あと1時間くらいで帰るわ」
「あ、奥さんですか?」
「えっ部長結婚してたんですか!?」
ラウールが左手の薬指を見やるが、そこには何も嵌っていない。
「どっちでも良いだろ、とりあえずあと1時間な。今日は目黒のおかえり会なんだかはもっと頼めよ」
ほら頼め、と渡辺はメニュー表を目黒に渡した。
ロック画面の通知に『涼子』という名前。それを目にした目黒の要注意リストから渡辺は外れたのだった。
本編の方に入れてない話を箸休めとして少しずつ挟もうと思っております( .. )
💙❤️さんの関係は社長と秘書しか知らない前提です。
基本🩷右しか書けない人間なので、本当に匂わす程度で登場していきます。
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ゆんしょ
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