コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「っ…最悪…」
俺が化け物であること
誰にも尊敬されてないこと
それは理解してたはず
でも俺だって限界だった
上辺だけの忠誠心
言葉を飾って俺のことを尊敬してる振り
でも俺には分かる
目は嘘をつけない
どれだけ言葉を飾ったって目を見れば分かる
「もうやだ…ヒュッ」
誰も助けてくれない
誰も理解してくれない
「ヒューッ…ヒューッ」
過呼吸…治さないと
「ぅ”っ…ヒュッ…ゲホッ…カヒュッ…ポロポロ」
吐きそう
吐きたくない
怖いから
「ぉぇ…ぅっ…ヒュッ…ゴクッ」
「う”っ…お”え”っ”…」
我慢できなかった
ツンとした匂い
それがまた吐き気を増やす
「ぉえ”っ”…ゴボッ…うぐっ…ハヒュッ…ポロポロ」
座っていられなくなり倒れてしまった
気絶してしまった
太陽はもう沈んでいる
いや、もう朝日が見えている
相当長い間気絶していた
起きても気絶する前と同じ状況
吐瀉物は服、床に染みている
何とか意識を保ち俺は掃除に取り掛かった
なぜか手の震えが止まらなかったが
episode 9 コドク