説明
サラアユリ王国
アラカユ王国の兄
優しい
ノベルタイトルは変わりませんがサラアユリ視点になることがあります
本編
時期は同じです
サラアユリ視点
「…」
父さんの事は嫌いだ
初めは好きだっ…いや好きな時なんてなかった
俺が嫌と言っても無理やり着せてくる王族衣装
それに1番好きな弟アラカユを虐待しているのを見てしまった
俺だって父さんのことを止めようとした
でも止める前に部屋に戻された
父さんが言うには
アラカユのことは見てはいけない
アラカユは化け物だから
だそうだ
そんなことを言うお前が1番化け物だって思ってた
アラカユに会いたい
でも今は会えない
なぜなら
父「お前も使えない」
父「なぜこんな落ちこぼればかりなのだ」
ドスッ
「あ”っ…」
俺も落ちこぼれだ
アラカユが独立した後この国はすぐサラアユリ王国となった
父さんより良い国を作ろうと思った
でも父さんは
父「俺と同じようにする」
父「たったそれだけなのに何故できないのだ」
父さんは独裁国家
そんなのしたくないに決まってるだろ
今のサラアユリ王国では俺は病弱で
代わりに父さんが政治を行っている
という設定だ
父は腹を中心的に殴ってくる
おそらく傷が見えないようにだろう
痛い
苦しい
辛い
父「じゃあな俺はお前の代わりに他国へ行く」
父「変なことは考えるなよ」
ガチャッ
父さんがいなくなった
国内にもいない
今日は外に出よう
兵「サラアユリ様?!」
兵「戻った方がよろしいのでは?!」
「大丈夫だ」
兵「いえ…でも1人は危険では?」
「城内を歩くだけだ」
兵「…分かりました」
兵「何かありましたらお近くの兵士へ」
アラカユは元気にしているだろうか
「あ…ちょっといいか?」
兵「はいなんでしょう」
「他国へ行きたいのだが…」
兵「それは危険すぎます!」
「いや絶対行きたいのだ」
兵「さすがにだめです」
兵「御父様からも禁じられていますよね?」
「…分かった」
さすがに無理か
ならこっそり行こう
アラカユ王国へ
だめだ兵が多すぎる
出れん
「はあ…」
アラカユ…会いたい
「…?」
アラカユらしき人物を見つけた
幻か?
顔がよく見えん
兵「こんな所でなにをしてらっしゃるのですか?」
兵「凍えますよ」
「あ」
くそが無理やり連れ戻された
もういっその事反乱を…
いや失敗したら殺される
心臓が壊れたら国でも死ぬ
あの父のことだ
全力で抵抗される
そうしたら二度とアラカユに会えなくなる
今は耐えるしかない
episode10 落ちこぼれ
コメント
1件
この2国は幸せになって欲しい…