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ねぇ、聞いた?あそこの横断歩道で交通事故が起きたらしいよあそこの横断歩道事故も少なくて住民たちは安全安心な横断歩道って言われてたけどもうこれで崩れちゃったね。まるで豆腐みたいにえ?面白くない?別に私も面白く言ったわけじゃないけど。でもあの事故がこの横断歩道にとって初めてでしょしかも亡くなったのは女子高生で猛スピードで轢かれたからもう即死状態だったんでしょ?でもねその事故おかしなところがあってあっ詳しいことは言えないんだけどもしかするとあれは他殺かもしれないっていう噂があって、誰かが後ろから女子高生の背中を押して殺したとかあとは自殺っていうのも考えがあるらしくてその女子高生学校で色んなことがあったらしいよ本当話し始めたらキリがないくらい。本当可哀想だよねあっなんか他人事みたいになっちゃった。でももう死んじゃった人は帰って来ないんだし。え?ドライ?もう私の性格知ってるでしょこういうもんだって。あっもう時間になるからバイバイ。
第1章 クラスメイト
私は安藤ミナミあの事故のおよそ3ヶ月前、私の心と体は壊れていきました。そしてあの事故が起こったのです。今日はそんな私の人生談を語りたいと思います。と言っても半年の間だけです
私は、地元でも有名な高校に通っていました。いわゆるお嬢様学校でここに入るのは一部の中学生にとってはとても憧れの存在でした。私も小さい頃からここの学校に通いたいと思い始めたのです。そして私は見事その高校に合格しました。合格発表を見た時私は嬉しさのあまり大声で泣いてしまい家族に心配される程でした。私の夢はこの瞬間叶ったのです。でもそんな夢のおとぎ話はここまででした。迎えた高校生活は絶望しかありませんでした。クラスに入るとみんなとても綺麗で「きれい」という言葉が漢字の方の「綺麗」が似合うくらい凛としていてとてもかっこよく見えたのです。それに比べて私は他の子と比べ物にならないくらい惨い顔で私のコンプレックスは顔なのでこんなにも美女たちがいるとだいぶ緊張しました。そして私のクラスメイトは予想通り私の容姿を見てからかってきたのです。「ブス」とか「キモイ」とかあわよくば「バカ」などもう容姿には関係の無い発言までしてそこからは私への完全なイジメになっていったのです。私の心はそんな罵詈雑言で埋め尽くされたのです。少しの希望があった私の心は黒く染まってしまいました。でも周りの人達は私に容赦しません。机にカッターナイフで「死ね」とほったりカバンの中に大量の虫が入っていたりして私は虫が大の苦手ですから誰かがその情報を知ってやったのかと思います。いつしか綺麗だと思っていた周りの人達は心が醜い猿と思うようになりました。逆にそう思った方が心に余裕を持つことができるからです。でも私が一番嫌いだったのは先生です。先生は私が目の前でいじめられているにも関わらず助けもせずただっ見ているだけで時折ニヤッと笑っていたのです。またいじめグループのリーダーであろう新塚ゆうこにとても媚びており噂によるとその先生はゆうこに多額のお金をあげているという噂があるのですが周りの仲間たちは「そんなことないよ」と励ましているのです。私の事は一つも思ってないくせにあいつらは加害者を守るのです。いや、守らなければ自分たちもなにかされるのではないかと思っているのではないでしょうか。なにかがなにかは分かりませんが、所詮あいつらは弱い心しか持ってないのです。心が弱いから結局私に八つ当たりすることしか出来ないのです。少し口調が荒くなってしまいましたね。でもこう思う方が少しだけ気が楽になるので今回ばかりは許してください。さて入学してから3ヶ月がたったある日私はとある人に会いました。その人は中学の同級生であった中村トモキ君です。私は久しぶりに会ったトモキ君に驚きました。中学の頃は黒髪で眼鏡をかけとても大人しく教室の隅の机で読書しているような子でしたが今あったトモキ君はメガネをコンタクトレンズに変え髪色は金髪で耳にピアスを開けており容姿が180℃いや180℃以上変わっていました。ここで分かったのは人は見た目も変わると性格も変わるということです。おとなしかった性格はまるで変わりとても陽気で私に積極的でした。私は彼女ができたのか聞いてみると出来てないということなのでますます分からなくなってしまいました。そんな彼と久しぶりにレストランでご飯をすることにしました。休日だったので周りには家族連れや勉強している高校生などがいました。私たちは店の隅の席を選びました。理由は周りにあまり話を聞かれたくない事です。私は今の学校の状況を説明しました。トモキ君は真剣に聞いており時々頷いて私に共感している時もあって私はなんで今までトモキ君に相談しなかったんだろうと後悔しました。するとトモキ君も口を開き中学の頃の話をしました。実はトモキ君は中学の頃に私と同じようにいじめを受けていたのです。私はいつもトモキ君の事を庇い守ろうとしましたが「そんなことするな」と周りに脅され助けることが出来なかったのです。それを思い出した私はごめんと謝りましたがもう大丈夫だと言いました。でも私は自分を許せませんでした。なぜならいじめられていたのに私が助けられなかった事です。話の途中で注文していた物が届きました。トモキ君はブラックコーヒーを頼んでおり確か昔のトモキ君はコーヒーが飲めなかったような気がしましたがそんなこと嘘なように美味しく飲んでいました。心だけでなく体も大人になったんだなと思いました。私はトモキ君から様々なアドバイスを聞きました。私はそのアドバイスを早速明日試してみることにしました。そしてお会計の時今日は私が誘ったのに奢るよと言ってくれたのです。私は申し訳なかったのですがここでやるとお店の人にも迷惑をかけるのでここは分かったと言いました。帰る途中トモキ君は姉のことを語りました。姉の名前は中村ミサキという名前でとても穏やかで頭がいいと言いますそして今姉は私と同じ高校に通っていると聞かされ私は驚きました。なぜならまだミサキさんにあったことがないからです。まぁまだ入学して3ヶ月しか経ってないから当たり前ですけど。トモキ君はミサキさんの事が大好きなようでミサキさんの話になるととても楽しく話してくれました。わたしはそんなミサキさんに会いたいと思いそれも明日にすると決めました。そして後日トモキ君に教えてもらったアドバイスを早速試しましたが逆効果でますますいじめは酷くなっていきました。トモキ君が言っていたアドバイスはなんだったのか疑問に思いました。がもうそんなことどうでもいいです。トモキ君のアドバイスのせいでいじめが酷くなって言ったのですから。そして休み時間の時姉のミサキさんにすれ違い挨拶をしましたがなぜか睨まれ舌打ちをされました。私はもう限界でした。私はこんな事を思ってしまったのです。周りの人達は私の事を死んでもらいたいと思っているとだから私をいじめているとそう思いました。だから私は周りの人達の夢が叶うように自殺することを決めました。夢が叶うようにと言いましたが少しおかしかったですね。自殺する現場は学校の近くにある広い横断歩道ですそこは今まで交通事故が起きなかった場所ですがそこで自殺をすれば初めての交通事故で大きくニュースで取り上げられると思い。決めました。大きなバンを通りかかった瞬間私は自分の身を投げました。すると後ろから誰かに引っ張られ後ろに倒れました。誰と後ろを振り返るとそこにはトモキ君がいました。トモキ君が私の腕を引っ張り自殺を止めてくれたのです。私は自殺することがバカバカしくなり辞めることにしました。そもそも自殺して何になるんだと思い私が自殺したところであいつらが喜ぶだけで私にはなんのメリットもないと思いました。私はトモキ君に救われたのです。