コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
そして上から声が降ってくる
黒尾「なぁ〜に彼氏ですか〜?」
後ろにいたのは黒尾だった
しかもこの男腰に手回してホールドしてくるし
『んなワケ……あとその腕離せ』
黒尾「だってイケメンとかデートとか言ってたじゃん」
『イケメンは事実、デートは冗談。彼氏じゃない。おけ?で腕離して』
あと私説教だからな
言わないけど
バカにされそうだし
あ、腕離された
黒尾「……?」
今度は不思議そうな顔をする
黒尾「そのキーホルダー……」
黒尾は私がカバンにつけているネコのキーホルダーを指した
『これ?』
そう聞くと
黒尾「それ、買ったのか?」
『あ〜いや、部屋片付けてたら出てきたんだよね』
黒尾「ふーん?」
『確か……貰ったんだっけ………結構前のことだしあまり覚えてないかな』
黒尾「あっそ」
『……?』
どうしたんだろ
孤爪「……クロ、駅こっち」
黒尾「お、あーわりー!」
『じゃ、私もここで』
夜久「あれ?今日は直帰じゃねぇーの?」
『いや急ちょっと呼び出し……』
夜久「あー……まっじか〜……気をつけろよ」
『うん』
ちなみに衛助くんは私がボーダーに入っていることを知ってる
なんでって?
そりゃあな!!
あのクソババア(叔母)が 「うちの子ボーダーに入るのよ!ヒーローよ!」とか近所に言いふらしたんだよ
ちょっと前までダメとか言ってたくせにさ!
いや反対するのは分かってたけどさ
黒尾「大丈夫だろ、俺と研磨いるし」
夜久「そうか、ならなおさら気をつけろよ」
『分かってるよ』
黒尾「ちょっと聞き捨てならない言葉が聞こえたんだけど?」
『あー電車に遅れちゃうー急がないとー研磨もそう思うよねー』
孤爪「え、あ……うん」
黒尾「コラ!ウチの研磨に変なこと吹き込むんじゃありません!」
孤爪「……ン”…………」
『研磨がすごい顔で鳴いてる……』
夜久「研磨は動物が何がか ベシッ」
『いてっ……』
*********************
inボーダー本部
とうとう来てしまった……
ただいま私は我が加古隊の隊室の前で立ち止まっています
入らなきゃいけないのは分かってるけど………
?「透鈴さん?どうしたんですか立ち止まって」
『あ、双葉……』
後ろに立っていたのは同じく加古隊の攻撃手黒江双葉ちゃん
黒江「そういえば透鈴さんに勉強で教えてもらいたいところがあって……いいですか?」
身長差的に自然と上目遣いになる
うん、加古隊の末っ子がすごく可愛い
『うぇ、!?あーいやそのー』
黒江「……私に教えるのは嫌ですよね。すみません」
『あ、!違う!違うの!』
黒江「……?」
『全然教える!うん!嫌なわけないじゃん!』
黒江「!!………ですよね、じゃあ早く隊室に入りましょう」
『………うん』
さっきの上目遣いに負けたなんて言えない…
『ど、どもー』
隊室には加古さんだけでなく
真衣に杏ちゃん、槍バカこと米屋の野郎
なぜだか電話をかけてきた奈良坂はいない
いや、逃げたかアイツ
『み、みなさんお集まりのようでーあはは〜私は双葉に勉強教えるんで……』
加古「あら?もしかしてもうさっきのこと忘れたのかしら」
『いいい、いえ!滅相もございません……!』
双葉に助けろと言わんばかりの視線を送る
勉強を教えて欲しいと言っていたから助けてくれるはず……
年上なのにみっともないって?
私もそう思う!!←
黒江「そうですね。話し合いをしなくきゃいけません」
『ん?』
嫌な予感がする
いや、まだ予感だし
黒江「なぜ三輪先輩とあそこまで距離が近いんですか」
嫌な予感は当たりました
双葉は私を引っ掛けたみたいです
フラグ回収が早すぎる。もはやフラグと言えるのか
よく考えたら加古さんがあんなにプンプンだから双葉の耳に入ってないわねないもんね!
加古「とりあえず座りなさい」
『……はい』
加古「なんであんなに三輪くんと仲がいいのかしら?」
『いや〜それは、なんていうか……まぁ、今のボーダーに来たばっかの時に結構お世話になったし……同い年だから、です』
加古「ふぅん……?」
『あ、あと!まぁ、ほら、三輪って弟っぽいとこあるじゃやいですか!やっぱ私一人っ子なんで〜ねぇ?』
加古「それはそうだけど……あなたは私の部隊なのよ?あまり三輪くんと仲良くしないで欲しいのだけど」
『で、でも〜ねぇ?ほら……あ、か、加古さんだって同い年の人たちと仲良いじゃないですか!』
加古「否定はできないわ。だけどレベルが違うのよ、レベルが」
喜多川「透鈴ちゃんの、やってること迅さんとあんま変わらない」
……嘘でしょ
黒江「そうだね真衣さん。迅さんと変わらない。あと犬飼先輩とも」
いや……やめて
あの2人……特に迅と同じなんて言われるとか私無理っ!
小早川「透鈴ちゃん、迅さんと仲良いから似ているのね〜」
『今すぐそんなのやめます。すみませんでした』
加古「あら、それでいいのよ。もうやらないってことよね?」
『はい!もちろんです!迅と同じなんかになりたくないですっ…!』
喜多川「透鈴ちゃんいい子」
双葉「そうだね、透鈴さんいい子」
『あの〜ところでコイツはなんでいるんでしょうか?』
米屋を指し聞くと
加古「三輪くんとのことを教えてくれたのはありがたいけど、うちの透鈴を隠し撮りしたのよ?」
米屋「……うす」
米屋が珍しく大人しい返事をしているだと!?
こってり絞られたか
ざまーみろw
まぁ私の平穏は守られたってことで
めでたしめでたし(仮)