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続き待ってます!
長い夢を見た。
「らだぁ」
大好きな君の声を聞けた。太陽みたいな笑顔で、誰にでも仲良くする。
その中でも、俺には一番仲良くしてくれていた。
「猿山家にお前など必要ない。もっと努力をしろ」
努力なんて毎日している。殴られてできた赤いあとが残る。俺は生徒会長でもあるし、テストはいつも好成績。
いつも思う。
猿山家のやつらはそんなに頭が良かったのか、俺のようなリーダー的存在だったか。自分たちがそうでなければ俺は許さない。
「てかさ、らだぁの夢はなに?」
俺は君に、“ 警察官 “ か “ 学校の先生 “と言った。そうすると、君は笑顔でこう答えた。
「どっちも笑顔にする夢じゃん!やっぱらだぁは優しいね」
また、太陽みたいな笑顔。その笑顔が俺にとって、希望でもあった。
時は流れ、俺は学校の先生になった。夢を叶えられたのだ。
「らだ男先生!」
「猿山!競争しようぜ!」
「猿山先生、ここの問題…」
「先生、また夫婦喧嘩かよ」
「俺、先生みたいになる」
大事な生徒ができた。いかにも子供っぽくて、たまに大人のようなことも言って。
そして、俺を大事にしてくれている。
俺は今日も、幸せにすゴ縺励※縺?k!
__らだぁ!
君の存在、大切な君…
俺の太陽、大事な事を忘れて__
そして、長い夢は終わる。
「…ぁ、」
「!!らだ男先生!」
「シッマうるさい…」
「猿山先生…」
「先生っ、!」
「…猿」
捏島、鬱、豚平、呂戊太、希…
あと、思い出せない…だいじな、だいじな…
「戻ったみたいやな」
「らだ男先生、よかったぁ…」
「先生…!」
「猿山先生ぇ…!!」
「猿ゥ、…よかったよ」
「………」
黙っている、お前は誰だ?
黄色い刑事、お前は…
「ろぼ、た」
「え…?」
「黄色い奴、お前の兄貴か…?」
「うん!なんで知ってるの…?」
「名前は…、」
「…………」
なんで黙っているんだろう。ずっと俯いている。なにも喋らず、ただ下を向いている。
「…兄さん…?」
「らだぁ」
__らだぁ!
「は、」
抱きしめられた。苦しい…
よくみたら、泣いている。なんなんだ、コイツは…
「あの、名前…」
「お、れぇっ…天乃絵斗っ!!」
ソイツは、太陽みたいな笑顔で笑った。