警察に連れられてきた私、田村美幸
優木警部にもう一度聞かれた。
「三ノ輪貴樹と嶋野亜希子を観たのか?」
「はい。見ました。部屋の中から声だけを聞こえてました」
「後は隠してる事はないか?…」
「ありません」
「あの…警部さん嶋野彩美は何処にいるのですか…」
「親と離れたいって言ってたな」
「何故?…彼女いつも傲慢な事してましたよ。」
…「何故?」
「佐藤悠生君、榊和巳君にべったりしてましたから。」
「脅かし?」
「それは分かりません…」
「聴取は終わりだ、徳川彼女を送りなさい」
振り返り
「私警部に送ってもらいたい笑っ」
俺お呼びじゃないって事?…
「しかたない送るか」
「私のお父さんと同じくらいかな…
写真しか知らないから」
そうか…
パトカーではなくワゴン車に乗った。
「大きい~笑っ」
「警部さんの娘さんっていくつなの?」
「20才になるよ」
「え?…警部さんっておいくつ?」
55歳…嫁が40歳になったかな…
「若いのね笑っ」
無邪気な顔をしてる美幸ちゃんの顔を観たら。
携帯電話を向けられた。
カシャカシャ
「思い出にしても良いですか笑」
「良いよ」
ありがとうございます!
信号待ちで
キスされた。
頬にだけど
娘にはされた事なかった。
着いたよ。
玄関先で待ってたお母さんが…
「美幸?…誰なの?」
「警察の警察さんだよ」
美幸。ひき止めなさい。
何
お茶出さないと
バックして。窓ガラスを開けた。
「お母さん入りませんよ。家族が待ってるので」
「お茶でもいかがですか!」
「美幸?あの人が警部さん…なの」
「パパに似てたね笑っ」
運転中。
旦那に似てたのか?…腹へったな
急ぐか。
キィーー
バイクがついてきた。
見つけた…
優木櫂…
狙われた。
ワアッ!!
ブォンブォンブォン!!
あいつ何処に消えた!…
シュッー!
何かが走ってた!…
ブォンブォンブォン
いない…何者だ…
木の幹で
疲れた…歳かな…
俺を狙う相手は誰なんだ…
車のバンパーがへこんでた。
明日修理工場に出すか。
おはよう!
ヘルメットを片手で持ってた。
「あれ?警部、車は?」
「事故ったよ…バイクにつけられた」
「顔を見てなかったのですか?」
「あいつ出てるか?榊拓弥」
「連絡取りますか?」
「和巳君がまだ捕まってますから。お休みしてますね」
無茶しなければ良いが。
バタバタ!
「警部大変ですよ!」
「どうした?」
「三ノ輪貴樹さんが大怪我されましたが」
「三ノ輪実優の父親か…誰にされた!」
捜査開始します!
白川東生が
武装器具にいた。
「警部ご苦労様です!」
「制服貸してくれ」
大型免許を差し込んだ。
「白バイ今は一台出てますよ!」
「署長に言っても構わない」
ブォンブォンブォンー
優木警部じゃない?…
難しい顔をしてたわね。サンバイザーを下げた。