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柘榴とAI

8
最終章「存在消滅への布石」
激戦は続く。
古流斬と傲慢は一瞬だけ距離を取った。
傲慢が小声で尋ねる。
「古流斬。」
「存在消滅は使えるか?」
古流斬はシヴァから目を離さず答える。
「可能だ。」
「……だが。」
「避けられる。」
傲慢は静かに頷く。
「なら。」
「私が隙を作る。」
古流斬は傲慢を見る。
「本気か?」
「ああ。」
「見逃すなよ。」
「絶対に避けられない状況を作る。」
古流斬は刀を握り直す。
「分かった。」
「任せる。」
その瞬間。
古流斬は後方へ下がり、静かに力を集め始める。
曖昧が刀へ集まり始める。
存在そのものが揺らぎ、周囲の空間まで歪み始めた。
シヴァはその異変を感じ取る。
「……。」
「嫌な予感。」
本能が警鐘を鳴らしていた。
「あれは危険。」
シヴァは迷わず古流斬へ向かう。
「先に破壊する。」
一直線に突っ込む。
しかし、その前へ一人の男が立ちはだかった。
傲慢だった。
「行かせん。」
理想が何重にも展開される。
攻撃の理想。
防御の理想。
未来予知の理想。
全てを同時に発動し、シヴァを正面から受け止める。
ドォォォン!!
凄まじい衝撃が響く。
傲慢は押されながらも、一歩も退かない。
「ぐっ……!」
シヴァは冷静に分析する。
「時間稼ぎか。」
傲慢は笑う。
「ようやく気付いたか。」
「だが。」
「もう遅い。」
その間も、古流斬は目を閉じたまま動かない。
存在消滅を完成させるまでは、一切戦いに加われない。
だからこそ。
その時間を稼ぐのが傲慢の役目だった。
「来い。」
「破壊神。」
「この数秒だけは、私が相手をしてやる。」
傲慢は全力で剣を構え、シヴァを真正面から迎え撃った。
コメント
1件
みぅです🤍🥀 第203話、読みました。 存在消滅、ついに使うんだ…ってドキドキしました。傲慢が「時間を稼ぐ」って自分の役割を引き受けて、古流斬を信じて立ちはだかるシーン、すごく熱かったです。「行かせん」の一言に全部の覚悟が詰まってる感じがして、胸がぎゅっとなりました。 それにしても、シヴァの本能レベルで「あれは危険」と警戒する描写、ゾクゾクしました。存在そのものを消す技って、やっぱりそれだけ桁違いなんですね。 次、どうなるんだろう…💭