テラーノベル
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私たちは、観光地へ向かう車の中にいた。
クロナ「もうすぐだね、お母さん!」
セレン「ええ、楽しみね」
黒猫(カレン)「食べ過ぎるなよ、セレン」
セレン「うるさい!」
突然、トンネル内に金属が軋む音が響き、車が揺れた。
セレン「なんの音!?」
私は咄嗟に防御魔法を展開し、クロナとカレンを守る。
天井板が崩れ落ち、車が次々に衝突する。トンネルの中に悲鳴が響き渡った。
セレン「クロナ、しっかりつかまって!大丈夫、私が守る!」
私は倒れそうな人々を非常口に誘導し、可能な限り手を伸ばした。
しかし、限界が迫る。
黒猫(カレン)「セレン…もう…無理だ…全部は…救えない…」
セレン「カレン…!」
カレンは最後まで私を庇おうとし、私の腕の中で静かに息を引き取った。
セレン「カレン…あなたがくれたペンダント…ずっと、ずっと、離さずに持っているわ…」
涙が頬を伝う。胸の奥が張り裂けそうだ。
私は、助けられた人々の安全を確認しながら、崩れたトンネル内で思った。
セレン「カレン…あなたの勇気と優しさ、絶対に忘れない…」
その日、事故で救えなかった人々のことも思い出す。
セレン「ごめんなさい…でも、私はこれからも、守る…絶対に、家族と人々を…」
外に出ると、夕日が空を燃えるように染めていた。
その光の中で、私はそっと誓った。
セレン「あなたの分まで…私は生き続ける…そして、絶対に笑顔を守る…」
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るるくらげ
いと
#復讐者