テラーノベル
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真っ暗な中、弱い力でも精一杯で腕を掴まれて、
引き止められる。
m「…ッ、グすっ…、」
m「…ごめんっ、ひろとぉっ…ん、だいっきら いって、ぃわないで…ぇッ、泣 」
“大嫌い”は元貴にとって、言葉の包丁だろう。
ぐさっと心に刺さる。
大嫌いなわけないのに、本気にしちゃってさ
そんな純粋で綺麗で、すぐ受け止めるところもたまらない。
w【…こっち来て?】
m「っ、ぅあ…~、泣」
ベッドに座って、膝に元貴を乗せる。
後ろからいつもみたいにぎゅってしながら、頭を撫でる。
w「…あのね?何回も言った気がするけど、元貴 は俺にとっての宝物なの。」
w「そう簡単には逃がさないし、ずっと大切にす るの。だからさ、こうするしかなかったの」
w「これでも俺の精一杯の”愛情表現”なんだ よ?」
今まで元貴に尽くしてきたし、尽くされてもいた。
これは愛情表現だから。
どんくらい元貴のこと好きかって分かるから。
m「…ひっ、ぅ…、ごめん、」
w「もう怒ってないからいいよ」
side m
まるで若井に動かされているのかのように、若井の少し低くて、
惹きつけるかのような声が頭に響く。
何度も何度も。洗脳されるように_
……でも、これが、若井の愛なら、
いつも一緒にいて
寝る時も
お風呂の時も
朝も夜も
いつでも甘くしてくれる滉斗。
僕のために、滉斗の跡もつけてもらって、
僕のためにご飯も作ってくれる。
僕のために愛してくれる_,
僕の、ために……
すき、すきだよ、ねぇ、好き……っ
m「…ぅ、っ…すき、っ、」
やっと僕のために尽くしてくれる人がいるというのに。
……あぁ、…、
今日もまたどんどんダメにされてく。
待たせてほんとにごめんなさい😭
無事回復ですよ、ほんとに、
コメント
2件
回復おめでとー!もうね、この子は洗脳されてますよ…この時点で…まぁ良いですけども(?)