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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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三十分後、四人が帰ってきた。

チーノとレパはそれぞれショッピ君とエミさんを抱えて医務室に連れて行く。


「鬱、お前は指示していてどう思った?」

4人を抜いた幹部達が集まり、ロボロがそんなことを聞いてくる

「どう…そうやな。彼奴等、斧と鎌扱い始めて日も浅いのに凄く扱いきれてた。両手で後ろからザクリって」

俺がそう話すとシッマは「へぇ」と興味を示した顔で

「じゃあ、たとえならなんよ、旧詐欺師の名にかけて言ってみてや」

そう無茶振りを言ってきた

「はぁ!?無理や無理!」

「ええからさっさといえ!」

そうシャオロンに言われ少し考える


2人を例えるならばなんなんだろうか?

チーノは九尾狐・・・

レパロウは大蛇・・


すると俺の頭の中に、一つのいい例えを見つけた

「お前らはげどちゃんのとこの神様、“月読命”って知ってるか?」

皆は月読命?とわからなそうな顔をしたが、有一げどちゃんだけは手を挙げて答えた

「あぁ、月読命ね。俺の母国では列島を作った神様の子供とされてる月の神様だね。」

「俺はチーノは例えるなら月読命かなって。 月読命は月の神様。チーノはなんていうんやろうな。月が似合ってるんや。カメラ越しやけど、月に照らされたアイツって結構キレイやん?だから月読命かなって。」

「レパは?」

シャオロンの言葉に続いて俺は口を開く

「レパは須佐之男命かなぁ。須佐之男命は月読命の弟なんだけど、力強く、大蛇を一人で討伐したそうだよ。レパはあの見た目して力あってデカい大斧振り回すじゃん?まさに須佐之男命!あと太陽が似合うよね!二人は月と太陽って感じ?まぁ太陽は天照大御神っていう神様らしいけど」

「あぁ。確かに言われてみれば、二人共似合ってるね。月読命様と須佐之男命様っぽいや。すご」

俺はシッマの方を向いて

「これでええか?」

「さすがやな。旧詐欺師」

「俺は詐欺師ちゃうわ」

「何言ってるんだ、初めの方は鬱がオスマンの代わりに外交に行っていたくせに」

「言わないでもらえるかなぁ〜」

シッマにそう話すとグルちゃんが茶化してきた。全く。人を騙したことはあるけど詐欺師じゃないよ、人聞きの悪い(人を騙すことを詐欺と言います)


そんなこんなで話してると2人が入ってきた

「あ、お疲れ様でーす。」

チーノが軽くそう言う

「二人共今見てもらって、一様薬とか打たれたあとは無いそうです。」レパはそんなチーノを無視して会話を進める

「あ、ならよかった」

ゾムが安心したような声でそう呟いた


「二人はどうやった?今回の救出」

グルッペンがそう二人に問うと、二人は少し考えたような顔をしてから


「楽しかったですかね。人が切れる感触とか、叫び声とか感じれて嬉しかったです」

チーノは満面の笑みでそう答えを返す

「俺も楽しかったっすね。壊滅ってあんな事を言うんだな〜って個人的には思いました」

レパロウは少し微笑みながらそう答えを返した。グルッペンは驚きながらも、嬉しそうな表情で

「そうか!ならよかったぞ!」

そう声を上げて笑った。


記憶喪失になった人外達と人間の彼ら

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