「ほら、大和くん天ぷら食べて!海老海老!」
「ありがとうございます」
お夕飯の年越しそばと天ぷらが出来て、みんなでテーブルを囲む。
お母さんは上機嫌で大和さんの器に天ぷらを乗せる。海老に舞茸にちくわにサツマイモ、みんな好きなものを食べられるように大皿に乗せられた毎年恒例の天ぷらを見て、年末だなぁとほっこりする。お父さんが舞茸の天ぷらが好きだから、毎年それだけ少し多めに作ってあるのも変わらない。
大和さんがもし海老を苦手だったらとか考えないのかな……?笑顔で対応する大和さんを見て不安になっていると、横からお父さんが口を挟む。
「ほら、お母さん。大和くんの食べるペースもあるんだから」
「あ、そうよね。ごめんなさい大和くん」
「いえ、嬉しいです」
「大和さん、はっきり言っていいんだよ~!」
心配そうなお父さんに、大和さんは笑みを向ける。そして大和さんは、お蕎麦のつゆを見て珍しそ*****
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