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それから月日が経ち、同期のみんなで遊ぶ事が増えてきた。
「最近志保ちゃんと上手くいってないけどどうしたらいいやか?」と中尾がため息を吐きながら俺に言ってきた。
「どうしたん?」と俺は興味がなかったが話を聞いた。
「嫌最近なんか避けられてる気がするし梶原君とかと話してる時の方が楽しそうに見える」
「そうかね?中尾君と話してるときも楽しそうやけど」
「嫌俺には分かる梶原君と話してる時の方が楽しそうやし志保が他の男と話してる姿見てるだけでムカつく」
「それって俺にムカついてるって事?」
「嫌、そうやないけど出来るだけあんまり喋りかけないでほしい」
「俺から話しかけた事ほぼないんやけど」
「まぁどっちでもいいけど気をつけてね志保は俺の彼女やき」
と言いながら中尾は頭をかきながら扉を強く閉め仕事に戻った。
その日の夕方俺は仕事が終わり帰ろうとした時
「梶原君ちょっと今時間あるかな?」と麻衣子さんが俯きながら呼びかけてきた。
「どうしたの?」
「中尾君のことで話があって」
「中尾君がどうしたの?」
「中尾君が言ってたけど梶原君が志保ちゃんを口説いてるから辞めるように言ってって言われたの」
「なんか勘違いしてるみたいだけど、俺は口説いたこともないし話しかけられるから返事してるだけ」
「あっ!そうなんだごめんね、最近中尾君から相談されることが多かったから」
麻衣子さんも断れない性格なのか大変だ。
それにしても中尾のやつ言いたい放題言いやがってと腹が立った。
それからも事あるごとに中尾は俺に嫉妬や妬むようになってその事について麻衣子さんに相談してた。
俺はめんどくさくなって志保さんと2人の時にこう切り出した
「志保さんは中尾君の事どう思ってるの?」
「どうって梶原君は多分知ってるでしょ付き合ってるの」
「それはそうなんやけど彼悩んでるみたいだよ最近ちょっと冷たいって」
「なにそれ?考えすぎやろあいつ」
と笑いながら話してた。
そしたら突然後ろから佳奈さんが
「麻衣子ちゃんにも相談してるみたい」
と話に入ってきた。すると志保さんが明らかに険しい顔になった後
「梶原君ごめん。この話これで終わりね。佳奈ちゃんちょっとその話詳しく聞かせて」と2人でどこかへ行ってしまった。
俺は知らなかった。
これから始まる事出来事を…