第四話!!!
遅くなっちまいましたね…(ただただ絵を書いていただけ)
さぁ!存分に楽しむが良い(((
れつごー
にゃっぽんちゃんはおねいちゃんだよ
やった
やったぞ!
逃げ出してやった!
心の内で叫びながら、朝早い街を裸足で駆ける
自分より何回りも大きい服を抑えながら
なぜこんな事になったのか
ときはほんの数分前
チュンチュン…チュンッ
カーテンの隙間から薄い陽の光が目を刺す
たまらず開けるとそこは見知らぬ天井
焦りと同時に昨夜の記憶がフラッシュバックする
嘘だ
嘘だと思いたかった
しかし、昨夜感じた快楽の余韻と、隣りにいる米国
そして首元に広がる赤い痕が、嘘ではないと物語っていた
幸い米国はまだ夢の中、かせも外れている、首輪は革製だからまぁ千切れるだろう
とはいえこのまま出ていくのは流石に無理だ。米国ではなく警察の世話になってしまう
なにか無いかと周りを見渡してみると、米国が脱ぎ捨てたであろうTシャツが落ちていた
心もとないがまだ早朝、だれもいないだろう。
一応ズボンとベルト、上着まで拝借し、着用する
くそっ、死ぬほど裾が余る、ズボンは諦めるか…
まぁ見えはしないだろう、もはやワンピースのような状態だな…
同仕様もできない体格差を恨みながらも、上着を軽く手繰り寄せると、奴が愛用していた香水の香りがした。
『あ”ッッ…♡』
昨夜のことが鮮明に思い出され、顔に熱が集まるのがわかる。
日帝「\\\\\…ぅしッッ」{パシンッ}
自分の頬を叩き、抜けそうだった腰に喝をいれる
まだ起きそうにない米国を確認してから窓の鍵を静かに壊す
それにしてもほんとに起きないな此奴…
会議に寝坊する上に、その会議でも居眠りするようなやつだからな…成長期の子どもか?ってくらい眠る。
まぁ、触らぬ神に祟り無し、だ。ちょっかいをかけたい欲を抑えつつ開いた窓から出る
飛び降りを覚悟していたんだが、玄関の上の屋根に降り立った
まだ一晩しか経っていない筈なのに、なんだか外に出るのが久しぶりな気がする
発振器がついていそうな首輪はちぎって投げ捨て
俺は走り出した
冷たい風と地面が素足に触れ、少しばかり身震いする
そして冒頭に戻る
それにしても、がむしゃらに家から離れていたからか、まったく見知らぬ場所にまで来てしまった
早く帰らないと、俺がTシャツと上着だけで外に出る変質者として通報されてしまう、
それでにゃぽんや日本に迷惑をかけるのは嫌だ…せめて知り合いが通ってくれれば…
バイクの排気音が聞こえる、あぁ、俺は此処でお縄につくしかないのか?
??「…日帝か?」
エンジンの音が止まったかと思うと、心地よい、大好きな低音が聞こえた
日帝「せ、せんぱい!?」
思わず大きな声を出した俺を先輩は軽くなだめる
ナチ「で?なんで此処にいるんだ?その服はどうした?ここ2日間帰ってこなかったが何してた?」
いきなり捲し立てられて少しばかり驚く…ん?2日?
日帝「2日も経っていたんですか!?」
ナチ「嗚呼、もうそろそろ警察に捜索届を出そうとしていたところだが?」
嘘だろう?米国の家で?ほぼ丸一日寝ていたのか?
ナチ「で?何があった?」
日帝「えっと、そのぉ…カクカクシカジカでして…」
俺は今までのことを包み隠さず話した。
無論、言葉は慎重に選んだつもりだったのだが…
俺が…その…抱かれた、という話あたりから、先輩の空気はとてつもない物となっていた
いや、その前からもそこそこやばかったんだが…
ナチ「そうか、大変だったな…日本たちには俺が連絡しておこう、帰ると良い、俺は今から用事があってな、すまないが一人で帰ってくれ」
そう言って、スマホを弄りながら足早に去ろうとする先輩を呼び止める
日帝「あ、その…」
ナチ「?どうした?」
日帝「えっっっっっと…\\\\帰り道がわからなくてですね…\\\\」
先輩が一瞬ぽかんとした顔をする。
ナチ「…ブッ、アッハハハッハwww」
そしたら急に笑い出すもんで、俺は顔を真っ赤にして怒った
日帝「先輩!酷いです!」
ナチ「クスクス…ああ、悪い、そのっフフッwあまりにもンフッwかわいいもんでクスッw」
日帝「かわッッッ………\\\\\」
ナチ「ハハッ…ふぅ…家はあそこの角を曲がってしばらくすれば知ってる道に出るはずだ、どうだ?これでも迷子になるか?」
先輩はイジワルだ
日帝「大丈夫です!」
少し拗ねた声で返す。
何がお気に召したのかまた笑い出す。
ナチ「あ、もう行かないと…じゃあな、」
そう言ってヘルメットを被り直し、先輩は去っていく
ナチ「まいごになるなよ〜」
遠くでそう聞こえ、思わず
日帝「なりませーんッ!!」
と叫び返す。
風を切るように踵を返し、帰路につく
嗚呼、日本達にどう説明しようか…
家の前の玄関をゆっくり静かに開けて覗き込む
日帝「…た、ただi」
日本「あ”に”う”え”ッッッッ!!!」
ただいま、と言い切る前に泣きつかれてしまう
にゃ「一晩たった日には生きた心地がしなかったよ」
日帝「あ、そのぉ…す、すまなかったな?」
日本「ぎも”ん”げい”!!」
流石日本、ツッコミを忘れない
にゃ「ホント、驚いたよねナチスさんから『日帝を見つけた、クソリカに誘拐されていたらしい、癪なことに抱かれている』って連絡きたんだもん」
日本「あ”に”う”え”の”貞”操”がッ”ッ”ッ”!!!」
今そこは関係なくないか?いやあるのか?
日本「な”んのだめに守”っでぎだど思っでるん”でずが!」
え、守ってきた?俺知らぬ間に弟に貞操守られてたの?
日本「そうですよ!アメリカさんだけじゃない、イギリスさん、ソ連さんその他大勢がら守ってきたんですよ!」
どごぉんッッ!!(床に台パァンッッッ)
そうかそうか、そのことについて後でお話しよう、三時間ほど。あと床に穴が空いているぞ、説教もしないとだな
日本「そうだ!そんなことはどうでもいい!」
いやどうでも良くはないだろう
日本「他に乱暴されてないですか?ナカには出されてませんか?」
乱暴…まぁ抱かれたくらいだが………ってナカぁ?
にゃ「いや〜アメリカさんだし…出すでしょ」
どういう偏見だよ、いや出されたが
日本「え」
日帝「あ」
にゃ「え」
3人の間に気まずい空気が流れる
日本「…ちょっと9条破棄の検討を行ってきます」
まてやめろ、俺と同じ轍を踏みに行くな。姉様も止めてくれ
にゃ「SNSで悪く見えないように印象操作を…」
味方がいない!くそぅ…こうなったら…
日帝「どりゃあ!」
ゴンッ(頭突き)
日本「い”ッッッッッッ!!!!」
どうだ!昭和の石頭は!
にゃ「意味が違う気がする…」
日帝「いいから、9条破棄はやめろ」
日本「何で!兄上を傷物にした奴なんて消えて当然です。」
傷物て、俺を深窓の令嬢かなんかだと思ってるのか?
日帝「俺があんな目になったのも、9条がなかったからだ、弟に同じ痛みは負ってほしくない」
日本「あにうえぇ…」
日本が涙目になる
日本「(つд⊂)ゴシゴシ…そうですね!では、この件はナチスさんや兄上を狙うゴミむs…皆さんにお任せしましょう!」
ちょっと待て情報量が多い
にゃ「そんなことよりまずお風呂と着替え!早くしないとお腹痛くなっちゃうし、その格好じゃ恥ずかしいでしょ?」
今の自分の格好を思い出し、赤面してしまう、きっと今の顔はゆでダコみたいに真っ赤だろう
日本「イラァ…」
にゃ「あーあ、こんなに泣かされちゃって…あんのクソバカ一回勝ったからって調子乗ってんじゃないの?」
姉様に目の下を撫でられ、自分の目元が晴れていることに気づく、姉様の冷たい手が心地良い
日帝「ウトウト…」
日本「すごく目元が酷いですね…あのクソガキにお灸を据えねば…2000年の重みぶっ放してやらァ」
何やら物騒な言葉が聞こえるが、まぶたが重くて目を開けていられない
にゃ「あ、眠い?大丈夫後のことはちゃんと私達でやっとくから、日帝は寝てていいよ」
優しい言葉に甘え、睡魔への抵抗をやめる
帰れてよかった
その安堵感だけが胸を浸していた
長かったね
お疲れやで
次回!え〜…っと…「作戦会議!」「あれ?日帝ちゃんは?」の二本立て☆
♡は…忘れちったや、まぁ500で!
じゃばいばい
お粗末様でした
コメント
2件
おもしろかったです。 次回も楽しみに待っております。