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ab.side
mg「おはよう。」
早いねって、優しく笑う目黒にきゅんとする。
今日は、少し早めに家を出た。
理由は…。
mg「勉強ですか。」
「うん…今度、撮影あるから。
頭入れておきたくて。」
えぇ、すごっ、って、目黒は俺の前の席に座る。
近い….。
「目黒は、なんでこんな早いの?」
mg「あぁ、今日、結構早い時間帯から撮影だったんですよ。だから誰もいないだろうなぁと思ってたら、あべちゃんいんだもん笑」
マジでびっくりした、って、無邪気に目黒は笑う。
…その、顔が好きなんだよ。
告白、したい。
でも、したくない。
居心地がいいポジションで居続けたい。
でも…。
「…」
「好き。」
mg「えっ?」
「…」
mg「今、なんて?」
「…す、き、めぐろ…の、ことが。」
い、った。
声が、震える。
手も、足も震える。
目黒の顔は、見れない。
みたい、でも、怖い。
ずっと、目黒は黙ったままで。
見る。
勇気を出して、目黒の方を向く。
目黒は、少し、困ったような顔をして笑っていた。
mg「…あべちゃん」
「っ…!」
びくっと体が震える。
それに、気づいてくれたのか、目黒は優しく俺の肩をさすってくれた。
mg「あべちゃん。」
「…」
mg「…」
mg「ごめんなさい。」
mg「俺、あべちゃんとは、付き合えない。」
ごめんなさい。って、何度も目黒はいう。
でも、その言葉は、俺の頭には入ってこなかった。
mg「…あべちゃ…「目黒くん、ちょっといいかな?」
マネージャーに呼ばれてすっと立ち上がって今、行きます。と言って足早に目黒は楽屋を出ていった。
…あぁ、やっぱり、か。
なんとなーく、振られることは分かってはいたつもりだったけど、こんな、苦しいんだ。
こんな、辛いんだ、失恋って。
何回も、振られたことなんてある。
でも、一番、辛いかもしれない。
「…っ」
目黒、困ってたなぁ。
あんな、無邪気に笑う姿、もう、見せてくれないのかな。
目黒なりに、傷つかないように、優しく言ってくれたんだろう。
「っ、もうさぁ…」
「分かってたのに…っ…」
「うぅ”….」
止まれ止まれ、って、何度も思えば思うほど、涙は止まってくれなくて。
ずっと、ずっと。
涙でぐちゃぐちゃになったノートを、俺は他のメンバーが来るまで、ずっと顔を手で押さえて見つめていた。
コメント
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叶わなかったの… 寂しいね😢