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くらげねこ。
514
ねむろとじおるの葬式が終わった時、人影が見えた。
俺 は目を疑った。
じおるがいた。
いや……じおるの幽霊がいた
「じおる……お前!」
「お久しぶりですね、うたくん。 」
「お前っ……勝手にいなくなってんじゃねぇよ!」
「ごめんごめん。」
じおるは俺のことを覚えてくれた。
良かった。
「お前、その人魂は?」
「ああ、これですか?僕、七不思議の七番になりました☆」
……は?
事の結末から言うと、じおるは神様にこう言われたらしい。
「この役目を全うすれば……僕の罪は許してくれるって。」
だかららしい。
「だからしばらく僕は地縛霊だけどうたくんの家に行けるから安心して。」
「……✨」
そして、俺らは展望台で花畑を見た。
じおるは目をキラキラさせて笑った
なんだか俺も嬉しくなってきた。
その時だった。
急に黒い折鶴がこちらに向かっていた。
「うお!?なんだこれ……」
次の瞬間、じおるは包丁を持って折鶴を斬り裂いた。
「いい所なのに……邪魔しないで」
斬られた折鶴が次の瞬間、黒炎となって渦を巻いていた。
そして誰かの笑い声が聞こえた。とても低くて、どこか嬉しそうだった。
そして炎が消えた次の瞬間、じおるは目を見開いた。
「みーつけた。」
「嘘……なんで」
じおるは俺を庇うような体勢を取った。
「へぇ、うたさんのことは守るんだ。」
「俺のこと殺したくせに。」
「……っ。」
「久しぶり、俺のこと覚えてるよな?じおる。」
そう、声でわかった。ねむろだ。
「ねぇ、じおる。」
じおるは顔を見せないように腕で隠すが、ねむろがその腕を退かした。
「俺ね、ずっと会いたかった。じおる以外と話されるのが一番気にいらなかった。」
そしてぎゅっと抱きしめた
「好きだよ、じおる。」
耳元で囁いた。(うたくんには聞こえなかった)
「また抱いてやるからな。」
じおるは全身に力が入らずにへたりこんでしまう。
そして俺は塩が入ったお湯をねむろにかける。
バッシャーン。
ねむろは苦しむ様子はなく淡々として、また笑った。
「また来るよ。じゃあな、じおさん。」
そして消えた。
じおるは悲しい表情をしていた。
コメント
17件
ありがとうございますありがとうございます
ああ、読んだよ…この展開、すごく重くて美しくて、心臓をぎゅっと掴まれた気分になった。じおるが幽霊として現れて「七不思議の七番になりました☆」って明るく言うところと、その直後にねむろが現れて「また抱いてやるからな」って囁く温度差がたまらない。ねむろがじおるを“♡♡♡た”過去を持ち出しながら、それでも「好きだ」と執着する歪さ…もう、人間関係の裏側をもっと知りたくなったよ。うたの視点で話が進むのも、距離感があって好き。