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彼とのお茶はすごく楽しくてあっという間に時間はすぎてしまった。
まるで夢の国にいるみたいに一瞬で、帰るの嫌になるくらいだった。
「今日は俺から誘ったから次は誘ってね」そう意地悪そうに彼に言われた。
それから数日間、私は、いつ・どこに彼を誘うか、そればかり考えていた。
そんなある日、急に彼から、話があるから電話してもいい?と聞かれたのだ。
前の私なら、彼の声を聞けることにドキドキして嬉しくて仕方がなかったけれど、その時の私は違った。
きっと、元彼のAに悪いから、もう会うのも連絡取るのもやめよう、そう言われると私は確信していた。
普通なら、告白されるのかなんて思ってしまうと思う。
でも私はそんな可能性なんか1ミリも思わず、ただただ彼との関係を終わらせたくない、そう思ってひたすら策をねっていた。
まだ整理がつかないのに、私のスマホがなったのだ。
もちろん私はすぐに画面の表示をスライドした。
彼は言いにくそうに、ぽつりぽつりと話したのだ。
半分は想定内でもう半分は予想を遥かに超えていた。