コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
これは、d!様の二次創作です。
ご本人様には一切関係ございません
エセ関西弁、捏造注意
その他の注意書きは第一話を参照ください
でははじまります
ci&rp『syp(さん)がグレた!?』
なんてこった。鏡の向こうの世界にやってこれはしたが、丁度そのタイミングであちらの世界のciとrpが部屋に入ってきた。俺の体が鏡に飲み込まれる一部始終を見ていた別の俺はともかく、彼らにまで気づかれるのは予想外だった。
syp「グレたって、なんやねん…」
ci『えー、なんでsypが2人もいるの!?』
syp『ワイが聞きたいねん!突然鏡から手が出てきて、何これって思ったら鏡から飛び出てきたんやぞ!』
rp『頭こんがらがる〜!』
あ〜…、だりぃ…。
それにしても、俺の世界と比べて大分ふわふわしてんなぁ…。rpに至ってはめちゃくちゃ良さげな後輩だし。
syp「なあ、お前ら」
syp『な、何すか…』
syp「どうすればええと思う、?」
ci『ど、どうするって…』
syp「俺さ、鏡を通ってここに来てん」
syp『うん』
syp「でも、鏡割れてもうて。多分帰られへん」
syp『マジ…?』
syp「マジ」
rp『それって、魔術的な何かなんですかね…』
syp『まあ少なくとも俺らが今生きてる世界の中だったら魔法以外に説明がつかんよな』
syp「俺の世界にも魔法はない」
ci『ますますわからんぞ…?』
うーん、と悩むciとrp。
でも結局解決策は見つからなかったようで、最終的にみんなでわいわい話すだけになっていた。
syp『その、鏡から来た方の俺はさ、鏡の向こうに別の世界があるって前から知ってたん?』
syp「知ってた。よーくお前の様子が見れたで」
syp『プライベートなくて草』
syp「ある日突然見えるようになったんやから、しゃあないやろ」
ci『sypはさ…』
syp『どっちの俺?』
ci『あ…、えーっと、いつものじゃない方!』
syp「あぁ、俺か」
ci『そうそう!』
rp『不便すっね…』
syp『それな』
rp『なんて呼べばいいんだろう?』
ci『ムズ!!ネーミングセンス無いんだけど!』
syp「普通にあっちのsyp、こっちのsypでいいんちゃう?」
rp『一々区別するのはなんかめんどくないっすか?』
syp「そうか…」
syp『……、苗字とか、無いんすか?』
syp「あるにはある」
syp『それでええやん』
ci『syp天才!』
rp『すげー!』
syp『それで、苗字、何て言うん?』
syp「…、イロニー」
ci『へぇ…、イロニー、ね』
rp『なんかかっこいい…!』
syp『じゃあこれからあんたのこと、イロニーって呼びますね』
syp「わかった。ていうか、お前らは苗字無いんか?」
ci『あるけど、ね。みんなあんまり使わないし』
syp『まあ、職業上の理由ってやつ?』
syp「なるほどな」
俺だって、あまりこの苗字は好きじゃない。ていうか、自分のものである、という実感がない。
俺は捨て子で、孤児院でこの名前をつけられた。ただ、俺の国では孤児院で暮らしていた人たちの未来なんてあってないようなもので、社会の仕組みに押し潰されて、静かに消えていくのが常だった。
それが嫌だったから、同じ孤児のciと一緒に国を抜け出した。無計画に飛び出したものだから、程なくして金がなくなり、空腹に襲われ動けなくなったところをtnとknに拾われ今に至る。
rp『じゃ、じゃあ、改めてよろしくお願いします!イロニーさん!』
syp「…、ふふw」
思わず笑みがこぼれる。
rp『なっ、なんで笑うんですか!?』
ci&syp『wwwwww』
syp「ええ、後輩やな」
ci『んふw 俺等の教育の賜物っすよ〜!』
確信した。この世界は、やっぱり幸せなんだ。
仲睦まじく過ごす三人を見て、ぎゅっと胸が締め付けられる。
絶対、あっちの世界では手に入れられない何かがある。
syp「ほんまに、ええ所やな」
悔しくて、辛くて、耐えられなくなった。
ずっと、ここにいたい。ずっと、いつまでも。
――――――――――――――――――――――――――――――
これからは、
「」のセリフが、主人公のsypがいる世界の人々、
『』のセリフが、いつもの、要は本家様の性格のメンバーたちがいる世界の人々
とします。ややこしいけど、許してくだされ。
syp、ci、rp可愛い。ほんとに好きこの3人。
というわけで、さようなら〜