第17話 私の覚悟
前回までのあらすじです
ご飯を食べます。以上です。
「「ご馳走様でした」」
「ふぅーお腹いっぱい」
「なんでデイッズニーに来たら毎回カレーになるのか…」
まぁ美味しいから別にいいんだけど。
「よし、次どこ行きたい?」
「うーん…お母さん決めていいよ」
私がそう言ったら、お母さんは少し考えて、こういった。
「ジェットコースターに乗ろう」
「嫌です」
「乗ろう」
「嫌だ!」
絶叫系は大の苦手なんだ!
「でもさ、この遊園地の3割がジェットコースターだよ?」
なんだそれ、設定ミスってるだろ。
原作のデ○◯ニーそんなジェットコースター多くないだろ。
「わ、わかったよ…乗るよ」
「よし!それじゃあ行こー!」
にちのう♪cv.美涼
「……ここは?」
「軽めの方のジェットコースター」
軽め?絶叫がすごい聞こえるのは幻聴なのかな?
「やっぱり私辞めようかなぁ〜」
ガシッ
「よし!それじゃあ行こー!」
「うわああああああああ!」
Now Loading….
「ここまで来たらもう後戻りはできないよ」
後ろに人が居て、その中を通らないと出れない。
クソがよ…。
「わかった。覚悟を決めるよ」
「おっ?良いね」
どうせ後戻りは出来ないんだ。
下れないなら、登りきってやる!
「それでは、足元に気をつけて乗ってください」
「乗れたら、バーを下げてください。確認しに行きますねー」
そして、キャストさんがバーを触って、しっかりロックが掛かっているか確認しに来ました 。
「それでは、レッツゴー!」
………
「あぁ…どんどん『死』が近づいてくる」
「大丈夫だよ。みっちゃん。この先にあるのは『恐怖』だけだから」
それは安心していいのか?
「ぎゃああああ!」
そして、上にあがり…急降下する。
下に下がると同時に、体が浮かび上がる感覚がする。
下がったと思ったら上がって、次に急旋回をしてからまた下がる。そしてまた上がる。
「( ^o^)<うわぁぁあ!」
目まぐるしく変わる光景に、頭が真っ白になる。
だが、その時私の中に、確かに何か感情があった。
楽しい
そういう感情が、確かに私の中に存在した。
「みっちゃん、どうだった?」
「……カッタ」
「ん?」
「たのしかったあ!」
体が物のように振り回されて、臓器の位置が変わったかのように体が軽くなった!
だけど、それが楽しかった!
《これは僕の意見です。でも、僕には胸が無いので、女子と感覚が違うかもしれませんが…まぁね、そこはご愛嬌で》
「でしょ!?次のところ行こ! 」
「そうしよそうしよ!」
そして、その後私達はパーク中のジェットコースターを網羅しました。
にちのう!cv.美里
「zzz」
お母さんが帰りの電車の中で寝ている。
私は、持ってきたスマホを弄っています。
早く帰って、お風呂に入りたいです。
「えぇ…まもなく終点、『××』、『××』です。お忘れ物の無いように。」
「本日はご乗車頂き、誠にありがとうございました」
もう終点か…。
「お母さん、起きて。着いたよ」
「ん…。お父さん…」
なんの夢見ているんだ…。
「お母さん!」
「ん?おはよう」
「ほら、帰るよ」
そして、私達は家に帰りました。
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