『…』
チーノの元気がない
最近チーノは少し暗い顔をしたり、夜うなされていたりしている
本人は隠してるつもりだろうが
『チーノ、クマ酷いけど大丈夫なん?』
と聞いたところ
「あー…ちょっと眠いだけで大丈夫やで」
と言っていた
俺には何かを隠しているようにしか見えない
かと言って、言いたくないことがあるのなら踏み込まない方がいいのだろうが…
『でも、チーノには助けて貰ったしな…』
俺もチーノの悩みがあるのなら解決してあげたいが、さっきも言った通り言いたくないことならかえって迷惑になる可能性があるのが難しいところ
1度、『どしたん、悩み聞くで?』みたいなことを聞いてみてもいいかもしれない
『なぁ、チーノ』
俺はチーノが部屋に帰ってきた時に聞いた
『なんか悩みあるんやない?話聞くで…?』
そう聞くとチーノは少し驚いた顔をした。
「そんな風に見えた?ごめんな、ちょっと最近忙しくて…」
『…ならえぇけど、休めよ?』
俺の考えすぎかもしれないが忙しいだけではない気がした
カタカタカタカタカタカタ
最近、仕事も慣れてきてロボロ様とも普通に喋れるようになってきた
『そろそろリハビリでもした方がえぇかもな…』
キーボードを押しながらそんな言葉をこぼす
俺の体は戦える状態じゃない
「じゃ、俺と模擬戦でもするか?」
と、ロボロさんが声をかけてきた
『いいんですか?』
r「えぇよ、俺も最近、体が鈍ってきてるし」
r「なぁ、あれってチーノやない?」
模擬戦場につくと先にチーノが1人で訓練をしていた
チーノはこちらに気づいていないようだ
『なぁ、t』
”「なんでっ なんで俺はこんなに弱いんやろ…」
「あいつには、お前は弱いかは今すぐここをやめろって言われるし、憧れだった全線に立つことはできなかったし…」
『…チーノ』
”「え 、ショッピなんでここに…」
「あ、えっとロボロ様といるってことは模擬戦しに来たんやな!じゃぁ、俺はこれで…」
『まっ…』
チーノはそのまま走って行ってしまった
r(これじゃ、立場が逆やね)
r「今回はやめとこか」
『…そうですね、すみません』
r「なに、お前が謝ることやないやろ、あと行かなくていいんか?」
『!』
『ありがとうございます!』
r「ショッピ、いい顔してるで」
『…何か言いました?』
r「いや、気のせいやない?」