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そんな訳で。
かなり大量にあった料理も、あっさり全滅。
「美味しかったのだ。こんなの出されると、ベジョータさん、餌付けされてしまうのだ」
亜里砂さんが、そんな事を言っている。
「亜里砂は、何か課外活動に入っていたっけ」
「風来坊のノンポリの独立派なのだ」
つまり、無所属と。
「何なら、うちの野遊び部に来るか? 9月終わりには、ドングリ拾い兼ハイキングとか、クルミ拾いと河原の野草採取とかやるけれどさ。お昼や時には夕食・朝食付きで」
川俣先輩が勧誘をかける。
「うっ、なかなか魅力的なお誘いなのだ。ちなみに、昼食はどんな感じなのだ?」
そこで昼食を気にするところが、亜里砂さんだ。
「ハイキングの方は、ビリヤニを仕込んで持っていこうと思っている。クルミ拾いの方はまだ考えていないな。涼しければ、河原でバーベキューなんてのもいいしさ」
しれっと、そこで美味しそうなメニューが出るのが、川俣先輩だ。
その結果。
「ううー、魅力的すぎるのだ。ちょっと冷静に考えさせて欲しいのだ」
亜里砂さん、かなり迷っている様子。
「何なら、いつでもメンバーの誰かに言ってくれ。あと勉強会、そんなに根を詰めるなよ。1日に何でも詰め込むなんてのは無理だしさ。何回かに分けてやった方が、効率はいい」
「了解なのですよ。今日は、3時のおやつで解散予定なのです」
未亜さんは、元々そのつもりだったようだ。
「なら良しと。それじゃ、次は3時のおやつな」
ゴミとタッパーをささっとまとめ、先輩は出ていった。
「それにしても、今の昼食は、お代はいくらなのだ。普通に仕出しを頼んだら、結構すると思うのだ。香辛料は結構高いし、マトンもちゃんとしたのを手に入れるのは、結構大変なのだ」
喰意地が張っている分、亜里砂さんは、その辺を良く知っているようだ。
「今回は、川俣先輩持ちだってさ。後輩が真面目に勉強しているから、サービスだって」
「それはそれで、申し訳無いのだ。なら今度、ちょっと何か考えておくのだ」
というところで。
「それでは、午後の部を開始するのですよ」
未亜さんが、容赦無く勉強開始を告げる。
◇◇◇
そして。
一通り終わった後、美洋さんと亜里砂さんは、最初にやったテストに、もう1回挑戦。
結果。
「うわ、ベジョータさんも、すらすら解けるのだ」
「本当です。考えなくても、自然に解けます」
という状態になった。
「数学なんて一番簡単なのですよ。覚えるべき事なんて、そんなにないのです。要は、解き方に慣れるだけなのです。ただ、1日で詰め込んだ分は忘れやすいから、復習はしておいて欲しいのです」
そう、未亜さんが宣言して。
勉強道具を片付け終わったところで、ドアがノックされた。
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