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瀬名 紫陽花
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そんな感じで昼間は店の中を歩いたり、部屋でうだうだしたり。
夜は亜里砂さんの宿題を見ながら、自分のプリントもやるという感じで。
亜里砂さんの宿題がようやく終わった頃には、何と2週間を過ぎて8月23日になっていた。
僕の外泊許可が24日までだから、今日がもう最後の日だ。
「でも宿題も無事終わって助かったのだ。ベジョータ感謝感激なのだ」
「だから、そのネタは使わないって」
なんてやりとりも、今日で終わりか。
そう思うと、寂しくなる。
「大丈夫。学校が始まったら、また嫌でも会うのだ」
まあ、そうなんだけれど。
ちなみに今日は、安売りのケーキスポンジを使ってケーキを作り、お別れ会なんてのまでやった。
クリームとイチゴを使って、総額800円。その割に、結構食べ応えがあった。
「それで最後、お願いだけれど、ちょっといいですか」
「了解、許可なのだ」
亜里砂さんは、表層思考を聞いて、そう言う。
でも当然、何のことだか僕にはわからない。
「なら、お風呂に入って、寝る準備なのだ」
何がどうなっているのかわからないけれど、そういう事らしい。
なので、取り敢えず順番にお風呂に入って着替えて、そして。
カードゲームでもやるのかな、と思ったら。
「今日は、皆で一緒に寝るのだ」
亜里砂さんは、そう宣言する。
皆で寝るって?
えっ!
不穏な単語が一瞬、頭をかすめたのは勘弁してくれ。
僕だって、健全な中学生男子なのだ。
しかも寝る前の服は、2人ともノーブラだし。
意識しないようにはしているけれどさ。
「これは彩香の提案なのだ。
それに、ベッドはクイーンサイズだから、充分3人で寝れるのだ。
最後の夜だから、一晩中話をしたりするのだ」
「折角の楽しいお泊まり会も、今日で終わり。だから最後の夜は、一緒にいたいなと思ったんだけど、駄目ですか」
彩香さんにそう言われると、僕は断れない。
そんな訳で3人で、本来は夫婦の方の寝室へ。
「確かに、このベッド、大きいな」
縦か横か、良くわからないサイズだ。
「1枚マットとしては最大のサイズなのだ。おかげで部屋に入れる時は、とんでもなく苦労をしたのだ。エレベーターにも入らなかったので、非常階段の外からつるして持ち上げたのだ」
確かに普通のエレベーターでは、斜めにしても入らなそうなサイズだ。
そして。