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放課後。
蒼星能力学園の訓練場。
陽葵たちは集まっていた。
「三日後トーナメントかあ……」
陽葵が言う。
蓮は腕を組んでいる。
「チーム戦だ」
「連携が大事」
凛も頷く。
「役割決める」
陽葵が聞く。
「役割?」
蓮が説明する。
「簡単に言うと」
「前衛と後衛」
指で示す。
「俺が前」
「凛は制御」
「陽葵は――」
一瞬考える。
「万能」
陽葵が首をかしげる。
「万能?」
凛が言う。
「火で攻撃」
「氷で防御」
「治癒で回復」
陽葵が笑う。
「忙しい!」
蓮が言う。
「その代わり強い」
その時。
後ろから声。
「へえ」
三人が振り向く。
そこにいたのは。
神代蒼真。
ポケットに手を入れて立っている。
「もう作戦会議?」
蓮が言う。
「偵察か」
蒼真は笑う。
「まあそんなとこ」
陽葵が言う。
「蒼真くんはチームあるんですか?」
「あるよ」
「めちゃくちゃ強い」
凛の目が少し鋭くなる。
「誰?」
蒼真が答える。
「ランキング2位と3位」
蓮が小さくつぶやく。
「最強チームか」
蒼真が陽葵を見る。
「トーナメント」
「勝ち上がってこいよ」
光がふっと揺れる。
一瞬で蒼真が陽葵の目の前に来る。
「決勝で待ってる」
次の瞬間。
光が消える。
もうそこにはいない。
陽葵が固まる。
「速っ……」
蓮が言う。
「光属性」
凛も言う。
「一年最速」
陽葵は少しワクワクした顔。
「強そう!」
蓮がため息。
「普通怖がる」
陽葵は笑う。
「でも勝ったら楽しいですよね!」
凛が小さく笑う。
「確かに」
蓮も少しだけ笑う。
「……そうだな」
三人はまだ知らない。
このトーナメントが。
学園の運命を変える事件の始まりになることを。