「感じ方」
桃橙
⚠︎少しだけ紫橙要素あります⚠︎
黄「桃くんのことホントに好きですか?」
……………………………………………
橙視点
え、あ
何こんなとこで考えてんねん、
好きに決まってるやろ、好き、に、
やけど、どうしても何故か引っかかるとこがあんねんな
なんでや。なんやねんホンマに、
桃は、俺の事ホンマに好きなんかな
やってもうた。絶対今考えたらあかんかった。
さらに不安が増すだけやんこんなん
嫌や、何も考えたない
黄「橙くん」
あぁ、そっか今問われてんねんもんな
答えな。
橙「好きやでちゃんと」
黄「ホントですか?」
橙「…ほんま」
あかん泣きそう。
限界なんかとっくに超えてんのに
紫「橙くん」
橙「なんや、?」
あぁ、紫ーくんには悪いけど忘れてたな、
紫「よいしょ、」
ん、?
紫「橙くんが今困ってるのって、自分が自分の気持ちを相手に伝えたことによって相手が悪い風に変わってしまうかもしれない。そんな事考えてない?」
橙「…」
図星すぎてやばいかもしれん、w
上着を脱ぎながら問い詰めてくる彼。
他の人とは違うオーラがあるよな。
今はそのオーラ控えて欲しいとこやけど
紫「橙くん優しいからきっとそんなこと考えてるでしょ。今はその優しさ捨てていいから。」
俺なんか、優しないけどなぁ、w
紫「自分のことを第一に想って。俺たちに相談してほしい。」
泣かせに来てるやろほんま、、
あぁーあ、
もうええや。どうにでもなってまえ
橙「俺、」
紫「うん。」
橙「ホンマはもうちょっと甘えたい、」
橙「少しでもいいから絡んで欲しい」
橙「桃が束縛されるの嫌いやって言ってたけど、俺にはどこまでが桃の嫌がる範囲なのかわからんくて」
橙「くっつくのに抵抗があるわ、ちょっとな」
真剣に、柔らかい表情をして俺を見つめてくれている2人。
保護者かと思うくらい優しい。
これは俺も甘やかされたくなってまうわ
橙「同棲してるし、動画とかでは会う頻度は自分の会いたいタイミングとかって言っとったから」
橙「このままでええんかっていう不安と、」
橙「ホンマに俺でいいのかっていう不安がある、かな」
橙「なんか、桃と2人で居る時、あいつがアイツらしくなくて」
黄「っ….」
橙「いつか別れを告げられるんちゃうかって」
橙「思ったこともあったわ、w」
橙「ホンマに俺のこと好きなんかなって、」
橙「…..」
あーあ、言ってもうた
この空気感、ほんま苦手。
この後の雰囲気どうしよ
気まずいままじゃダメやし
考えんと、
どうしたらええのk…
グイ
橙「えっ…」
その瞬間に俺は紫ーくんに抱きしめられた。
俺を支える手は冷たくて
紫ーくんの胸の中は暖かい。
久しぶりに人に抱きしめられたわ
あぁ、このまま寝てしまいたいな。
疲れたわ。
何故か少しずつ離れていく温もりが寂しくて、離れないで。と思ってしまう。
暖かかったなぁ、
紫「頑張ったね。」
紫「それだけ橙くんは悩みを抱えていたのに、その上ちゃんと相手のことを考えて。」
紫「辛かったよね。」
えなに、あかん泣く、
だめやって、、
橙「紫ーくん、ちょっ、」
紫「それでもみんなを笑顔にしようと前へ進もうとしてくれた橙くんはほんとに強いよ。凄い。ありがとう。」
紫「でもね。桃くん橙くんと付き合ってから考え方とか好みすっごい変わってたの。」
紫「桃くん。橙くんのことだいすきだと思うよ」
そんな、
ああぁ、もうダメや。
橙「グズっ、、俺、」
橙「ずっと、気持ちわからんくて、、
1人で溜め込んでたけど、、」
橙「なんかすっきりしたわ、wポロありがと、」
目痛いなぁ、
家帰った時に桃に見せる顔がないわ、w
また心配かけてまうかな、ごめんな
黄「橙くん。家に帰ったら桃くんと話してみてください。」
え、あぁあ、まじか
橙「えっと、」
黄「何かあったら連絡ください。助けるので」
黄「1人で抱えないでくださいね」
ほんま優しいな笑
橙「おん、!ありがとう」
ほな帰ろか。
今は23:30 。結構喋ってたんやな
俺の為に、
いい仲間持ったわ、ありがとう
静かで暗い道を歩いていると2人の言葉を思い出す。
[あいつのこの好きなんじゃねぇの?www]
[なわけ!!w]
こんな夜なのに、大学生とかやな
黄『桃くんのことホントに好きですか?』
あー、好き。
好きやのに、
どうしても、距離があって
嫌だ。
恋人ってなんなんやろな。
ガチャ
あれ。リビング電気ついてる
まだ起きてるんか、先寝とけばいいのに
ガチャ
橙「ただいま。」
ソファーに寝転んでいた君が立ち上がり、
ん、?桃顔険しない?なんかしたっけ、
桃「おい。」
橙「ん?」
桃「帰る時。連絡しろって言ったよな」
あ
普通に忘れてた
橙「あ、ごめん。忘れてたわ」
桃「心配するしいつ帰ってくるかわかんねぇだろ」
桃「緊急なら迎えに行くとかしなきゃいけねぇんだから」
桃「無事に帰ってきたからいいけど、次からは絶対しろよ」
優しすぎん、?
え、あ、桃ってこんなんやっけ。
紫『橙くんと出会ってから変わってたの』
まさかな、w
桃「おい橙!返事、!!」
桃「え、?」
桃「おい橙、なんで泣いてんだよ、!」