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ある日和樹は友人との飲み会で深夜遅く帰った、しかし部屋にはベッドを温めてくれているはずの百合がいなかった
またある時は、和樹がぐっすり寝り込んでから百合はそっとベッドを抜け出し何処かへ行ってしまった
「僕が寝てる間何処へ行ってたんだい?」
和樹が尋ねると、寝付けない時は庭のガーデニングが気になって庭に出ていると言った、和樹はその彼女の言葉に疑う訳ではないが、どこが違和感を覚えた
最近の百合は二人でいても相変わらず和樹には優しいし、ベッドでも申し分ないが、何か以前の百合とは違うと思っていた、いつか、彼女が何を考えているか絶対突き止めてみせるぞと心に誓った
ある夜も、二人が再び愛を交わした時・・・和樹は百合の愛の技巧に意識的に目を光らせた、彼女の技巧は心を伴わないものだと見抜くためだった
しかし和樹の判断は間違っていた、百合は前の晩にも増して全身全霊で和樹を愛してくれた、相手の歓びを純粋に願うけなげさ、切なさに、和樹はまた心打たれてしまった
こんな女の子は彼の過去には一人もいなかった・・・
朝になってみると、 和樹は前にも増して百合の虜になっていた
それからというもの、和樹と百合にちょっとした晩酌をする楽しみが出来た、というのも百合が沢山旨いつまみを作って、和樹が学校から帰って来るのを待っていてくれるのだ
和樹は百合との結婚生活に夢を馳せた、自分が仕事で疲れて帰って来ると、こんなにうまい料理を作って待っていてくれるんだ、こんなにうれしい事は無い、和樹は二人の素敵な新婚生活に夢を馳せた
二人は以前よりもまして沢山飲んで、沢山食べて、沢山セックスをした、ソファーで、庭の納屋で、車のバックシートで、海水浴の海の中で愛し合った
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